トランプ次期大統領、“ワクチン否定派”のケネディ氏を厚生長官に指名へ トランプ氏「国民は食品会社・製薬会社の欺瞞・偽情報で押しつぶされてきた」
TBS NEWS DIG Powered by JNN
アメリカのトランプ次期大統領が、新政権の医療や保健分野を所管する厚生長官に、ワクチンに否定的な姿勢で知られるロバート・ケネディ・ジュニア氏を指名すると発表しました。 トランプ次期大統領は14日、厚生省の長官に、弁護士のロバート・ケネディ・ジュニア氏を指名すると明らかにしました。 ケネディ氏は民主党のケネディ元大統領の甥で、大統領選に無所属で出馬しましたが、8月に撤退し、トランプ氏の支持を表明しました。長年、環境問題に取り組んできたほか、ワクチン接種に否定的な姿勢で知られています。 市民は…。 市民 「なんてこと…どのポスト?」 「それは初耳。なんてこと。でも、ほら、驚かないけど」 「この国はお先真っ暗だ、トランプの2回目の大統領選勝利でね。不満だよ。乗り切れるといいけど」 トランプ氏は、「アメリカ国民は長い間、公衆衛生に関する食品会社や製薬会社の欺瞞や偽情報で押しつぶされてきた」と主張し、「ケネディ氏はアメリカを再び偉大で健康な国にするだろう」と強調しています。 こうした中、ロイター通信は14日、トランプ氏の政権移行チームが現在、EV=電気自動車の購入者へ支給している最大7500ドルの補助金の廃止を検討していると伝えました。 トランプ氏は選挙戦で「民主党が推進したEVシフトを終わらせる」と繰り返し強調していましたが、具体的な政策は明らかにしていませんでした。 イーロン・マスク氏が率いるEV大手の「テスラ」はアメリカ市場で大きなシェアを得ているため、補助金が廃止されても最終的にはプラスに働く可能性があるとして、補助金の廃止に賛成しているということです。
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