プロに教えてもらう器使いの極意と御用達ショップ【料理人、濱守球維さん】
濱守さんTips1 木の大皿をハードに使い込む
上と右は山梨県北杜市を拠点に活動する木工作家・五十嵐裕貴さんの作品。上は直径43×13cm、右は直径30×10.5cm。使い込むうちに開いた穴が、木材の自然の欠けやゆがみと一つになり、独自の造形美を生む。左は鹿児島、盛永省治さんが初めて梅の木で作ったというボウル(直径30×13cm)。
濱守さんTips2 銀彩×グラスで、マットとクリアのコントラストを
上が硫化銀彩で知られる瀬川辰馬さんの作品(直径23×6.5cm)。贈り物として頂き、気に入って自身でも買い足し、経年変化の違いを楽しんでいる。青菜がよく合う。下はスタジオプレパのボウル(直径19×7.5cm)。ガラスの器にあえて温菜を盛るのも、濱守さんの楽しみ方。
濱守さんTips3 大皿の日常使いと、豆皿との組み合わせ
染付の小皿は京都、藤田佳三さんの作品。ほかはすべて二階堂明弘さん。大皿は直径35×6cm。少人数でも大皿、盆的に使えるのも大皿と、大活躍。
御用達の器ショップ1「プレイマウンテン」
「ランドスケーププロダクツ」直営店。「鹿児島が誇る窯元『沈壽官』の貴重な品やデッドストックの掘り出し物を探しに」と、濱守さん。 プレイマウンテン 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-52-5 原宿ニュースカイハイツアネックス105 tel. 03-5775-6747
御用達の器ショップ2「Pond Gallery(ポンドギャラリー)」
店主は写真家の池田裕一氏。「料理を盛り付けて完成する器」のセレクトに、料理のプロからの信頼は厚い。個展開催に合わせて営業。 Pond Gallery 東京都中央区銀座7-3-13 1F 濱守球維(はまもりたまい)さん プロフィール 濱守球維(たまごはん©)料理教室主宰。音楽業界を経て料理の道へ。教室はビギナーから料理上手ま でファンが多い。雑誌等へのレシピ提供、ケータリング、イベントやワークショップまで幅広く活動。インスタグラム/@tamaihamamori ※雑誌『エル・グルメ』2023年3月号(No.33)掲載 ※紹介している器は料理家の私物であり、入手が難しいものもあります。また上記のショップで購入できるということではありませんのでお気をつけください。