【バレー】元パナソニックのレジェンド、ミハウ・クビアクとサントリーポンシーコンがチームメイトに クビアク「パンサーズは僕のファミリー。優勝を祈っている」上海
昨季まで7シーズンにわたりバレーボールV.LEAGUE DIVISION1MENの強豪パナソニックパンサーズでプレーし、チームの3冠、連覇などに大きく貢献した元ポーランド代表主将のミハウ・クビアク。春に日本を去るときに「でも、(次のプレーする場所は)そんなに遠くないよ」とウインクしていた。 彼が今季プレーしているのは、中国リーグの上海チームだった。サントリーサンバーズで連覇に貢献した長身ミドルブロッカーのポンシーコンもチームメイトだ。また、長らくセルビア代表のオポジットを務めるアタナシェビッチもこのチームのオポジットとなった。 11月29日の木曜日に上海のホームゲームを観戦した。試合は力の差が大きく、ストレートで上海が勝利。試合後にそれぞれにコメントを聞いた。 ちなみに、監督は日本のバレーファンにはおなじみの沈涼。長らく中国代表のアウトサイドヒッターで、北京五輪に主将として出場している。ロンドン五輪予選では公式練習中にスパイクが宇佐美大輔の目に当たったことでも印象深い。沈監督は非常に親切で、筆者と連れのスタッフを受け入れてくれた。沈監督にまず感謝を申し上げたい。 クビアク ――新しいチームの感触は? クビアク:いい感じだよ。もう7週間ここで過ごしているけど、とてもいい感じ。上海には今家族がいないんだけど、クリスマスに会いに来てくれるんだ。だからとても幸せだよ。 ――パナソニックからこのチームに変わってきて、あなたのチーム中での立ち位置の変化はありましたか。あなたはパナソニックではオフェンスでもディフェンスでもキーマンでしたよね。このチームだとアタナシェビッチがオフセンスのキーマンかと。 クビアク:そうだね。僕の役割はパナソニックとは違って、レセプションをより多く担当している。アタナシェビッチはスパイクがうまいので、試合の終盤はどんどん使っていかないといけないから、守備的な役割を多く引き受けているよ。 ーーポン・シーコンについて。 クビアク:彼はとても良くなった。2年前に日本で初めて見たとき、彼はそんなにうまくはなかった。2年でどんどん上手くなっていったと思う。今の彼はとてもいい。すごく印象的なプレーをする。ブロックも攻撃もいいね。すごくいい。 ――パナソニックにメッセージをお願いします。 クビアク:パナソニックパンサーズはとてもいいチームだと思うし、僕のファミリーだよ。今季は必ず優勝することを願っている。僕のチームが勝つこともパナソニックファンの皆さんに祈ってほしい(笑)。