宝塚記念勝利ジョッキーの年齢分析 結果を残してきたのは若手かベテランか
京都競馬場で6月23日(日)に行われる宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)。今週末に迫った“上半期のグランプリ”で、結果を残してきたのは若手ジョッキーか、それともベテランだろうか。騎手の年齢を分析してみた。 【写真】ドウデュースのこれまでの軌跡 先月末の日本ダービーでは、横山典弘騎手が56歳で白星を挙げ、同レース史上の最高齢勝利記録を更新。一方、勝ち馬のダノンデサイルを管理している安田翔伍調教師は41歳で、同レースにおける史上最年少勝利記録だった。このように、たびたび話題にあがるレースと年齢の関係。宝塚記念ではどうか。グレード制が導入された84年以降、勝利騎手の年代は以下の通り。 10代:0人(0%) 20代:13人(32.5%) 30代:16人(40.0%) 40代:11人(27.5%) 50代:0人(0%) 10代、50代(それ以上を含む)はおらず、20代~40代のいわゆる中堅どころに集中。わずかに30代での戴冠が40%で最多だった。また、もっとも戴冠例が多かったのは29歳、37歳のそれぞれ4人ずつ。前者は川田将雅騎手(15年:ラブリーデイ)や横山和生騎手(22年:タイトルホルダー)ら、後者は内田博幸騎手(08年:エイシンデピュティ)や柴田政人騎手(86年:パーシャンボーイ)らがいる。 最年少勝利は武豊騎手の20歳(89年:イナリワン)で、最高齢勝利は蛯名正義騎手の47歳(16年:マリアライト)だった。今年は55歳の武豊騎手がドウデュースと共に参戦。勝利すれば、宝塚記念におけるグレード制導入以降の最高齢勝利記録を樹立することになる。 【今年の騎乗予定騎手 宝塚記念当日の年齢】 岩田望来 24歳 C.ルメール 45歳 D.レーン 30歳 横山武史 25歳 幸英明 48歳 武豊 55歳 坂井瑠星 27歳 池添謙一 44歳 菅原明良 23歳 横山和生 31歳 団野大成 24歳 川田将雅 38歳 戸崎圭太 43歳 (敬称略)