阪神・野口 期待のホープがバット折りながら左前打「振り切ったからあそこまでいった」 門別から大飛球も
「阪神紅白戦、白組4-5紅組」(11日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム) 期待のホープがあいさつ代わりのHマークをともした。三回無死一、二塁。紅組の3番に立候補した阪神・野口は2番手・西純の145キロを強振し、バットを折られながらも左前へ運んだ。 「当たった瞬間どこにいったか分からなかったですけど、振り切ったからあそこまでいったんじゃないかと思います。久しぶりにピッチャーの球に(対して)打席に立てたので大きかったです」 実戦は昨年12月の台湾ウインターリーグ以来、2カ月ぶり。初回は「高卒(2年目)とは思えないボール」と驚嘆する門別から大飛球。ポイントはバットのやや先だったが、中堅後方まで飛ばして、超満員のスタンドをどよめかせた。 3打席目以降は快音がなく、5打数1安打の結果に「フル出場させていただいて感謝です。早く実戦のピッチャーに慣れることを意識したいので、どんどん挑戦していけたらいい」と前だけを向く。この日は外野を争うライバル・ミエセスが一発を放ち、前川も4安打。野口は「もちろん刺激になる。負けないように自分も頑張りたい」と気合を入れ直した。