太鼓のリズムに合わせて懸命にパドルをこぐ選手たち（大津市茶が崎・びわこボートレース場）

　10人のこぎ手で競うスモールドラゴンボートの日本選手権が29日、大津市茶が崎のびわこボートレース場であった。滋賀や京都をはじめ全国や香港から集まった約500人の選手が熱戦を繰り広げた。 　スモールドラゴンボートは、通常のドラゴンボートの半数のこぎ手で行う。大会は県ドラゴンボート協会が主催。12回目の今年は35チームが出場し、男性中心のオープン、男女混合、女子、シニアの計4部で争った。 　ボートには10人のこぎ手に加え、かじ取りと太鼓を担うそれぞれ1人が乗船。太鼓のリズムに合わせて懸命にパドルをこぎ、水しぶきを上げながら直線250メートルのコースを力強く進んだ。 　琵琶湖を拠点に活動する5チームから女性が集まって結成した「ビワカラ」の大田恵里菜さん（34）=大津市一里山=は「太鼓の方が盛り上げてくれて士気が上がっている。ボートレース場は波も少なくて、こぎやすい」と話していた。