EVトラックのZOモーターズ、2年で5車種を投入 2027年販売で2100台目指す
電気トラック(EVトラック)の新興メーカー、ZO(ゾウ)モーターズ(花田晋作社長CEO、東京都中央区)は15日に開いた事業説明会で、2026年末までに5車種を発売する計画を発表した。現在は車両総重量(GVW)が6㌧級の「ZM6」のみで総出荷台数は約80台。商品構成の充実で、27年には2100台の販売を目指す。 新型車はまず、25年12月にGVW5㌧級の小型トラック「ZM5」を発売する計画。1回の充電当たり180㌔㍍(参考値)の走行が可能で、価格は1千万円前後を見込む。次いで、26年6月にGVW7.5㌧級の中型トラック「ZM8」を、同年12月には現行の普通免許(17年以降取得)で運転可能なGVW3.5㌧級の3車種を導入する予定だ。 同社は23年に設立。ZM6は、中国企業に生産を委託している。カンボジアに自社工場を設ける計画だが、日本向けは当面、中国メーカーへの委託生産を継続するとしている。