なぜ獲った…。ACミラン、冬の大失敗補強(5)大ブレイク→大失速。戦術にハマらない…。過大評価されたストライカー
2023年1月のマーケットが動いている。各クラブがシーズン前半戦に起きた問題を解決するために新しい力を探す時期だ。好機とみれば、ビッグネーム獲得に動く場合もある。今回はイタリアの名門ミランが冬に獲得した選手のうち、うまくいかなかった補強を厳選して紹介する。
FW:クシシュトフ・ピョンテク 生年月日:1995年7月1日 在籍期間:2019年1月~2020年1月 ミラン通算成績:36試合13得点1アシスト ポーランド代表のクシシュトフ・ピョンテクは、ミランで一定のゴール数を記録したが、やはり失敗だったと言わざるを得ない補強だ。 ピョンテクは2018年夏にジェノアに加入してイタリアでの挑戦を始めると、開幕から7試合連続ゴールを記録。リーグ戦19試合で13ゴールと大暴れして、半年でミランにステップアップした。 ミラン移籍後も好調で、2018/19シーズン後半戦は18試合で9ゴールを挙げている。しかし、翌シーズンに入ると急ブレーキ。このシーズンから指揮を執ることになったマルコ・ジャンパオロ監督の戦術に全くハマらなかった。結局ジャンパオロ監督は2カ月でクラブを去り、ピョンテクも冬に放出されている。 ピョンテクは味方のお膳立てをゴール前で活かす生粋のセンターフォワード。キャリアを通じて2トップにトップ下を置く形をほぼ経験してこなかったという。勢いに乗ったときの研ぎ澄まされた嗅覚はあったが、ブレイク時に過大評価してしまった感は否めない。
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