新潟市産トマト 遊んで“幸せ”?! 農家開発「複合現実」ゲームでPR JAなど協賛で体験イベント
おいしい新潟市産トマトを、仮想の動物に投げ与えて“幸せ”にしよう──。 新潟市でトマトを1ヘクタール栽培する曽我新一さん(46)は1日、ゴーグル型モニターに映る動物に画面内のトマトを与える、オリジナルのゲームを同市でお披露目した。JA新潟市やJAバンク新潟県信連などの協賛で体験イベントを開いた。 【画像】 「複合現実(MR)」の画面内 曽我さんは「新潟市北区のトマトの知名度を高めたい」と、海外のトマト投げ祭りをヒントに、食べ物を粗末にしないゲームとして開発。産地に興味を持ってもらうため「誰もやっていないことに取り組んだ」という。 「複合現実(MR)」という仕組みで、手に何も持たなくても、仮想のトマトをつかみ、投げる動作をすると画面内に反映される。トマトが動物に届くと増える、幸せポイント(得点)で競う。今後は、市内産の他の農作物での活用も検討する。
日本農業新聞