木更津総合タイブレーク制す 関東勢対決、山梨学院を破る センバツ
第94回選抜高校野球大会は第3日の21日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、昨秋の関東大会4強で6年ぶり4回目出場の木更津総合(千葉)が、山梨学院(山梨)との関東勢対決を延長十三回タイブレークの末、2―1で制した。タイブレークは今大会2度目。木更津総合は8強入りした第88回大会(2016年)に続く初戦突破を果たした。 【写真でみる】山梨学院 vs 木更津総合 関東大会準優勝の山梨学院は、第91回大会(19年)以来の初戦突破はならなかった。木更津総合は第7日(25日)第2試合の2回戦で、日大三島(静岡)―金光大阪の勝者と対戦する。 ◇投手戦制し 木更津総合が投手戦を制した。一回に中西の二塁打を足場に1点先取。同点の延長十三回、1死満塁から須永が押し出し四球を選んだ。越井は140キロ台の直球主体に押し、1失点完投。山梨学院も五回に自ら同点打を放った榎谷が力投したが打線の援護がなく、タイブレークに入った十三回無死一、二塁の送りバント失敗も響いた。 ◇木更津総合・五島卓道監督 ひと冬越えて粘り強くなった。越井は回を追うごとに制球が良くなった。最後の攻撃は(無死一、二塁から左飛で三進した)山田の走塁が光った。大きな1勝。勢いに乗っていきたい。 ◇ 山梨学院・吉田洸二監督 (サヨナラ負けにつながった満塁策は)野手が守りやすいかと思ったが、投手には厳しかったかもしれない。もう少し選手に精神的負担をかけない作戦をとるべきだったと反省している。 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。