難波市長「強い危機感」…ルールと異なる方法が『常態化』 消防士が殉職したビル火災の検証結果発表 静岡市
静岡市で消防士が殉職したビル火災を受け、難波喬司市長は消防局の組織に問題があったとする検証結果を報告しました。
市長「強い危機感がある」
静岡市 難波喬司市長:「改善をしていくということをやらざるを得ないと思う。また同じような事故を起こしてしまう恐れがあるという強い危機感を持っていますので」 おととし8月、静岡市葵区呉服町で発生したビル火災で、駿河消防署の消防士、山本将光さん(当時37歳)が殉職しました。当時、現場で指揮を執っていた小隊長は、山本さんを濃い煙の中に入らせる際に、活動基準で定められた命綱などで体を結ばせませんでした。 28日公表された報告書では、活動基準に従えば、煙の濃い屋内へは必ず複数の隊員で命綱などで体を結んで進入するべきであったと指摘しました。 静岡市 難波喬司市長:「規範は守るためにあるわけで、規範と異なる行動をするということが、ある種、常態化している。これが大きな問題であると」