ブアカーオが木村ミノルのパンチ力と初めてのケージの試合に警戒【RIZIN】
「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」(3月23日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)の前々日インタビューが3月21日、大阪市内で行われた。 大会の5日前となる18日に木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle-Box)と対戦することが発表されたブアカーオ・バンチャメーク(タイ/バンチャメーク)が木村ミノルのパンチ力に警戒する姿勢を見せた。 ブアカーオは木村との試合について「自分もこういうカードに驚きはした」と言いつつも「常日頃練習していていつでも試合できる体勢はできているのでその点はまったく問題ない」と泰然自若の姿勢を見せた。 木村については「もちろん知っていました。タイの選手と戦っているところも見たこともあります。まさか自分がこうして試合することになると思っていなかったけど、ずっと見ていました。これまで見てきた限りではもちろん強い選手の一人。ただ最近試合回数が少ないとは感じていて、自分のほうが試合経験も多いですし、有利だと思っています」と語った。 木村がドーピング検査で陽性反応が出たため試合ができない期間があったことについては「もちろん知っています」。そして「ドーピング自体に全く同意できない。ドーピングすること自体が、団体そのものにも批判の声がくる。ドーピングすることにより対戦相手より自分が優位になる状態を作るということは本当によくないこと。自分は長い間、決してそういうことはしたことはないし、練習を重ねてきれいな体で作ってきたのだからそれ自体は同意できない」と批判。「自分はきれいな体で戦うが、そういうことを通じて木村選手が二度とドーピング行為をしないと気持ちを改めることができれば、機会を与えてあげることには意味があると思う。もちろん今回の試合が終わったあとに自分もきれいな体であると証明するためにドーピング検査を受けることに何の異議もない」などと続けた。 試合展開については「自分に関してはバリエーション豊富だと自負している。木村選手のパンチに関しては特に警戒しなくてはいけない。そこが鍵になる」と木村のパンチ力に警戒。また「自分はこれまでケージで試合をしたことはない。ロープがないことで多少スタイル、リズムの取り方、フットワークは変えていかないといけない。だいぶ違うかなと思っている」と長いキャリアの中でも未知となるケージでの試合についても言及した。