カフェでモーニングメニューを頼むと「ドリンクサイズを1つアップ」してもらえます。これってどれぐらいお得なんでしょうか?週一でカフェに行っています。
カフェでコーヒーを1杯とトースト1枚を食べて出勤する、そんなライフスタイルに憧れている方も多いのではないでしょうか。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証 しかし、カフェでコーヒーを飲むといっても外食であることに変わりはありません。トーストとセットにすると、数百円単位の費用がかかるでしょう。 今回は週に1回カフェに行ってモーニングセットを頼んだ場合の、1ヶ月あたりにかかる費用を計算します。
サイズアップするとどれくらいお得なのか?
カフェのモーニングサービスの1つに、モーニングの時間中に対象のフードとドリンクをセットで購入すると、ドリンクサイズを無料でワンランクアップできるサービスがあります。 例えばSサイズであればMサイズに、MサイズであればLサイズに無料でグレードアップできるのです。A社で行っているサイズアップ対象のドリンクと各サイズの金額は、表1の通りです。
表は公式サイトを参考に筆者が作成 価格を比較してみると、サイズアップでお得になる金額は1杯につき40円程度とわかります。SサイズからMサイズ、MサイズからLサイズに変わっても40円程度である点には変わりないため、ドリンクのサイズは好きなものを選ぶとよいでしょう。 今回のケースでは、1週間に1回カフェに寄ってモーニングを頼んでいるため、1ヶ月で4回だとおよそ160円お得になると分かります。 ◆モーニングセットはどれくらいお得? 国内のカフェではモーニングサービスを実施しているところも珍しくありません。 例えば、B社であればモーニングメニューの一つであるクロックムッシュのホットサンドセットを注文すると690円ですが、それぞれを単品で頼んだ場合には790円のコストがかかります。 また、C社のトーストサンドのモーニングセットではセット価格で640円ですが、それぞれを単品で頼むと430円+280~330円で、費用は710~760円です。 A社の場合はサイズアップで40円分がお得である一方、ほかのカフェではフードとセットで100~120円程度安くなります。コストを重視して選ぶなら、セット料金の割引額の大きい高いモーニングセットを選ぶとよいでしょう。 ◆コストを重視するなら自分でモーニングセットを作ろう 今回は外食という観点からコストパフォーマンスを比較しましたが、コストを抑えるには自分でモーニングセットを準備するのが高コストパフォーマンスです。 例えば、インスタントコーヒー1杯とトースト1枚であれば、1食あたり100円もかからないでしょう。卵サンドやクロックムッシュといった手の込んだメニューだと手間もコストもかかりますが、トーストを1枚焼いてコーヒーを準備するだけであれば、朝の支度をしながらでも可能です。 カフェを利用する魅力は、味のグレードと自分で用意しなくてよいという点にあります。コストを重視するなら自炊すれば安く済みますが、朝が苦手だったり時間が足りなかったりする場合は、出勤前にカフェを利用するのもおすすめです。
長期的に見ればモーニングセットのコストパフォーマンスは高い
モーニングセットの割引額は1食あたり40~120円程度ですが、1ヶ月または年間を通して利用していれば節約効果は大きいといえるでしょう。1ヶ月であれば160~480円、これが1年間続くと1920~5760円の節約になります。 カフェの利用時間帯を変えるだけで大きな節約効果が期待できるため、モーニングセットは積極的に活用するとよいでしょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部