角田裕毅「大きく前進している」今季RBの出来に好印象…メキエス新代表や重鎮パーメイン氏も開幕前にしてポジティブな見解|F1
2月21日~23日にかけて、開幕戦の舞台バーレーン・インターナショナル・サーキットにてプレシーズンテストが実施された。RBのVCARB 01を駆った角田裕毅は、今季の新マシンに良い感触を得たようだ。 【動画】テスト最終日終盤にはスタンディングスタート練習!だがラッセルは…スタートできず? 3日間の日程終了後、角田は「昨年よりもクルマは大きく前進している」と語り、今季の戦いに向けて照準を定めた。チーム公式メディアがその言葉を伝えたほか、角田本人がSNSでメッセージを発信している。 「とても充実した3日間でした!車への理解を深めシーズンに向けたいい準備ができました。来週が楽しみです!頑張ります」 「テストはかなりスムーズに進みました。トラックに何度か問題が発生(※2日目前半と3日目前半にはターン11手前、縁石にある金属製のフタが外れて赤旗中断に)したので、予定していたプログラムを正確に消化できたわけではありませんでしたが、それでもうまく対応できたと思う」 「昨年に比べてクルマが大きく前進していると感じたので、今のところ満足しています。バランスも良くなったし、特にフロントに力強さを感じた。リアに関してはまだ改善する必要がありますが、正しい方向に進んでいると思う」 「ここ数日間周回を重ね、多くのデータを収集しつつクルマの限界を見つけることができたし、良い経験になりました。タイムシートを見る限り、我々は最後尾ではないと思う。ですが他のチームと比べて、自分たちがどの位置にいるのかを現時点で判断するのは難しいので、来週の開幕戦が楽しみです」
チームの新代表ローラン・メキエス氏もRBの新たな船出にポジティブな印象を抱いた模様だ。 「ビザ・キャッシュアップRBが初めて、公式セッションでトラックを周回した素晴らしい瞬間だった。私たちにはファエンツァ、ビスターのファクトリー、そしてパワーユニットパートナーのホンダからも素晴らしい人材が集まっている。初めてレーストラックで、彼らと一緒に良い仕事ができたことを光栄に思っています」 「目標とする競争力のレベルまでチームを構築し、発展させるまでにはまだまだ長い道のりがある。しかし、我々は今週バーレーンで前向きなスタートを切り、シーズン中の成長の鍵となる堅実なプログラムを実行した。開幕戦がすぐに後に控えているし、我々が目指すレベルに到達するためにすべきことはたくさんある」 そしてメキエス代表はドライバーにもエールを贈りつつ、開幕戦へ照準を定めた。 「ダニエル、ユウキ、そしてファクトリーにいる皆さんのこれまでのハードワーク、素晴らしい精神に感謝したい。来週、トラックに戻ってきてレースを始めるのが待ちきれないよ」