愛媛新聞賞・スポーツ賞贈呈式 5団体と14個人表彰
第73回愛媛新聞賞と第52回愛媛新聞スポーツ賞の贈呈式が10日、松山市のホテルであった。愛媛新聞賞は1団体3個人、スポーツ賞は世界や全国の舞台で頂点に立つなどした4団体10個人、特別賞1個人を表彰した。 愛媛新聞賞は4部門で選考。社会部門は創設20年を迎えた愛媛マンダリンパイレーツの運営に一貫して携わり地域に根付かせた薬師神績氏(76)、経済部門は約半世紀にわたるホテル経営を通じて道後温泉の知名度向上と集客に尽力し地域に貢献した河内広志氏(72)が受賞。文化部門は鮮やかに生き物を描いたアートで多くの人を魅了し、多様性を認め合う社会へ活動を続ける石村嘉成氏(30)、農林水産部門は特産かんきつを活用したマーマレード開発と販売に取り組み、世界大会で連続金賞に輝く「高野地フルーツ倶楽部(クラブ)」が選ばれた。 スポーツ賞ではジャパンパラ陸上大会女子800メートル(知的障害T20)で3連覇を果たした藤原由奈氏(22)が特別賞に輝いた。 授賞式には関係者ら約100人が出席。愛媛新聞社の加藤令史社長は「心に決めた目標に到達するまで、幾多の困難を乗り越えて来られたと拝察する。あらためてお祝い申し上げる」とたたえ、一人一人に賞状を手渡した。 受賞者を代表し河内氏が「支えてくださった方に報いるためにも、賞の名に恥じぬよう、おのおのの目標に向かって日々精進していく」と謝辞を述べた。
愛媛新聞社