柳楽優弥主演「ライオンの隠れ家」第1話のTVer配信がスタート&再生数も100万回を突破
柳楽優弥主演の金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)。民放公式テレビ配信サービス「TVer」では10月11日に放送された第1話の配信を開始し、早くも100万回再生を突破した。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】柳楽優弥、自閉スペクトラム症の弟と穏やかに過ごす毎日に、突如現れた“ライオン”に振り回される公務員を熱演 ■平穏に暮らす兄弟が“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス 同作は、柳楽演じる市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人(こもり・ひろと)と、坂東龍汰演じる自閉スペクトラム症の美路人(みちと)の兄弟が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子(佐藤大空)との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。 完全オリジナルストーリーで描かれ、温かなヒューマンドラマと、先が読めないスリリングなサスペンス展開が心地よく絡み合っていく。 柳楽、坂東、佐藤の他、齋藤飛鳥、柿澤勇人、入山法子、岡崎体育、尾崎匠海(INI)、平井まさあき(男性ブランコ)、森優作、桜井ユキ、岡山天音、でんでん、向井理ら個性豊かなキャストが出演している。 ■いつもと変わらない凪の日常のはずだったが…第1話あらすじ(※以下、ネタバレを含みます) 市役所に勤務している兄・洸人と、デザイン会社で働く自閉スペクトラム症の弟・美路人は、両親を亡くしてから二人で平穏な日々を送っていた。 変化を嫌い、ルーティーンを好む美路人にあわせて生活する洸人は、同じことを同じ順番で淡々とこなしていく毎日。この日も、朝7時に起床して朝ごはんを食べ、美路人を見送り、仕事場へ。昼5時30分には、美路人を迎えに行き帰宅する。いつもと変わらない一日のはずだった。 家路についたとたんに大きな叫び声をあげる美路人。慌てて駆け寄ると「中に人がいる!」という。慎重にあたりを見渡すと、家の軒下に小さな男の子の姿が。突然のことに驚き、弟と同じく叫び声をあげる洸人。 戸惑いつつも「お父さんとお母さんは?」「どこから来たの?おうちは?」と尋ねるが、全て、「知らない」と返されてしまう。さらに名前をたずねると「ライオン」と名乗り、トイレに駆け込む男の子。一方、美路人は突然の状況にパニックを起こしていた。 冷静さを取り戻した洸人が、両親を探しに警察へ行こうと話すが、嫌がって家中を逃げ回り、しまいには「ここで暮らす!」と言い出す。洸人が追い掛けて説得しようとすると、ライオンから携帯電話を渡される。 携帯の通知画面にはXと名乗る人物から「じゃあ、あとはよろしく」とメッセージが送られてきていた。洸人は、Xに「この子の親御さんですか?」と男の子を預かっていることをメッセージで送ってみるが返答はない。 ■ライオンの親は誰なのか?ある人物が思い浮かび… 一方、マヨネーズをたっぷりかけたカレーを食べていたライオンと、その様子をこっそりうかがう美路人。警戒して部屋から出てこない美路人と仲良くなろうと、ライオンは自分のリュックから動物図鑑を取り出し「一緒に見よう」と提案する。 図鑑を見たとたんに「僕の図鑑です!」とライオンから図鑑を奪い取ろうとする美路人。ライオンも自分の大切な図鑑を奪われまいとするが、双方から引っ張られた図鑑は、破れてしまう。 同じ図鑑を持っていたため、ライオンのものをすっかり自分の図鑑だと思い込んだ美路人。大切な図鑑が壊れてしまったことに怒りや悲しみ、動揺などたくさんの感情が押し寄せてパニックを起こし、壁に激しく頭を打ち付ける。そんな美路人を必死に落ち着かせる洸人と、驚いてショックを受けるライオン。いつもの日常にはない状況によって起こったことだった。 その後、美路人は落ち着き、洸人はライオンをお風呂にいれるため脱衣所へ。服を脱がせようとすると、背中には大きなあざが。あざについて聞くと、すぐさま服を着なおして「転んだ」と言い張るライオン。 明らかに転倒によるものではなく、誰かからの暴行によってつけられたあざの様子を見て問い詰めるが、「うるさい!」「あっちへ行け!」と拒絶させられてしまい、他人の自分が踏み込んではいけないとお風呂場を去る。そんな洸人の頭には「虐待」の二文字が浮かんでいた。 ライオンの親について考えを巡らせていると、Xの「じゃあ、あとはよろしく」というメッセージと、カレーにマヨネーズをかけるライオンの行動から、ある人物が浮かび上がった洸人。それは、かつて一緒に暮らしていた異母姉弟の姉・愛生(尾野真千子)だった。 愛生もカレーにたっぷりとマヨネーズをかけて食べていた。そんな姉の愛生はある日、「じゃあ、あとはよろしく」と言い残し家を出て行ってしまう。自由奔放な姉だっため、無責任すぎると思いつつも可能性があるかもしれないと感じ、洸人は「もしかして、愛生さんですか?」とXにメッセージを送るのだった。 ■平穏な日常を手放す決心をした洸人と美路人 あざのこともあり、虐待の可能性が頭をよぎりつつも、洸人は美路人といつも通りの日常を取り戻すため、ライオンを警察に保護してもらおうと考える。しかし翌朝、「警察に行きますか?」「親のプライド(群れ)は安全ですか?」と洸人に尋ねる美路人。 美路人もライオンの体にあるあざを、ふとした瞬間に見てしまっていた。ライオンの身を案じて「このまま家に置いてあげたい」と思っている美路人に対し、「親の元に戻したほうが良い、いつもの日常を守るだけで精いっぱいだ」と話す洸人。 美路人を見送った後、「これでいい」と自分に言い聞かせながら警察へ向かおうとする洸人だったが、「あー!」と叫んでライオンを手を握る。警察に保護してもらうのではなく、ライオンを安全な場所にかくまおうと、それはすなわち平穏な日常を手放す決心をしたのだった。いつもの日常にライオンが加わり、新しい日常を慣れないながらも受け入れようとする洸人と美路人。 その頃、橘祥吾(向井理)が必死の形相で行方不明届を提出していた。次第にそれは“母子行方不明事件”として世間で取り沙汰されるようになる。 ライオンの母親は誰なのか、行方不明届とは関係があるのか。兄弟とライオンの日常、大切なものを守るために必死で生きる人たちの家族愛や兄弟愛を描くヒューマンサスペンスが幕を開けた。 ――という物語が描かれる。