【K-1】チンギス・アラゾフ率いるチームと3vs.3対抗戦が決定「この3人は日本でみんなを驚かせるほど強いぞ」(アラゾフ)
2024年12月14日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~』の追加対戦カード発表記者会見が、11月19日(火)都内にて行われた。 【写真】迎え撃つ日本チームの寺島 今大会では、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者でONEキックボクシング世界フェザー級王者のチンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン/ベラルーシ)がチームを率いて来日。K-1選抜チームと3vs.3対抗戦を行うことが決定。 ▼K-1スーパー・ライト級 3分3R延長1R 寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB) ダニラ・クワチ(ベラルーシ/Gridin Gym) 寺島は極真空手と伝統派空手を学び、2019年4月にKrushでプロデビュー。そのデビュー戦から3勝3KOを達成し、2019年11月には初の国際戦で韓国人選手から判定勝ち。4戦無敗で2020年3月のK-1に出場し、山崎秀晃に挑んだがKO負けで初黒星を付けられた。2021年11月には第7代Krushスーパー・ライト級王者の鈴木勇人にも勝利して、2022年6月に第8代王者・佐々木大蔵に挑戦したが3R TKO負けで王座奪取ならず。2023年1月・4月の「第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント」では準決勝で稲垣柊にKO負けを喫した。今年4月の佐々木との再戦ではKO負けも、9月のK-1では瑠久にKO勝ちを収めている。戦績は9勝(5KO)5敗。 クワチはキックボクシングとムエタイに精通しており、変幻自在に左右に構えをチェンジしながら多彩な攻撃を繰り出す。特にミドルキックや左ボディブローは、相手を粉砕するパワーを持つ。2024年3月には、中国の「GLORY OF HEROES.53 in 広州」に出場してジュンティアン・チャンから判定勝ちしている。身長179cmのスイッチファイター。戦績は12勝(6KO)3敗。 ▼K-1スーパー・フェザー級 3分3R延長1R 中島千博(POWER OF DREAM) ダニール・エルモリンカ(ベラルーシ/Gridin Gym) 中島は極真空手で2017年第34回全日本ウェイト制軽重量級優勝、2017年オールアメリカン大会無差別級3位、2018年USウェイト制軽重量級優勝などの実績を引っ提げてキックボクシングに転向。2019年5月にプロデビューし、2022年1月「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」を制して王座に就いた。6月の『THE MATCH 2022』では笠原友希に判定負けを喫したが、12月の初防衛戦では西元也史に判定勝ちも、2023年9月の2度目の防衛戦で髙橋直輝に敗れ王座を失った。怪我により約1年ぶりの復帰戦となった9月、村越優汰を判定で破った。戦績は9勝(5KO)4敗。 エルモリンカは同門のダニラ・クワチと同様にスイッチで構えをチェンジしながら戦い、左ミドルキック、左ボディブローを得意としている。ベラルーシのキックボクシングイベント「BFC」で活躍し、今回K-1に初参戦を果たす。身長173cmで戦績は9勝(7KO)4敗。 ▼-61kg契約 3分3R延長1R 髙橋直輝(若獅子会館) コスタス・アスラニディス(ギリシャ/VENUM GYM) 髙橋は2022年からスーパー・フェザー級に階級を上げると、遠藤信玄にKO勝ち、友尊に判定勝ち、斎藤祐斗にKO勝ち、西元也史に判定勝ちと4連勝を飾ると、2023年9月に王座挑戦。中島千博を判定2-0で破りタイトルを奪取した。しかし、2024年2月の初防衛戦では横山朋哉に判定負けで王座陥落。10月のK-1で松本涼雅をKOして再起を飾った。軽快なステップで回り込んでのカウンターを狙うほか、左右フックを思い切り振って回転させる。戦績は19勝(6KO)8敗2分。 野性的でアグレッシブに戦うファイトスタイルが特徴で、サウスポーからの左ストレート、右の返しのフックと殺傷能力が高いパンチを武器に、2024年8月にはムエタイイベントの『RWS』のリングで激闘を繰り広げた。パンチの回転が速く、一度連打が始まると止めるのは難しい。身長167cmのサウスポー。戦績は30勝(10KO)3敗。 チームリーダーであるアラゾフからはビデオメッセージが届き、「俺たちチームは日本へ向かうぞ。メンバーはベラルーシのファイターが2人とギリシャのファイターが1人。この3人は日本でみんなを驚かせるほど強いぞ。日本で会おう」と語った。 また、12月14日前後にはアラゾフがキックボクシングセミナーを日本で初めて開催することも決定した。詳細は後日発表となる。
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