ゲーム業界の人がもっとも影響を受けたゲームとは
最近、ドラクエ3のリメイク版が発売されて話題になっているが、ゲーム開発に携わりたいという人は、少なからず何かのゲームをプレイして感動したからこそ、そうした思いが生まれたはず。そんなゲーム業界で働いている人を対象に、Hiraku agentが「ゲーム業界人の好きなゲームランキング」を調査。結果を公開している。 それによると、仕事とは別にプライベートではどのくらいの頻度でゲームをしているかの問いに、「ほぼ毎日」が43.9%でトップ。続いて「週に数回」で41.6%、「月に数回」で10.6%となっている。やはり、ゲームが好きな人が多いようで、仕事でゲーム三昧でもほかのゲームを楽しんでいるようだ。 プライベートでプレイするプラットフォームは何かの問いには、「スマートフォンアプリ」が58.3%でトップ。「Nintendo Switch」が50.8%、「PlayStation」が46.9%と続いている。いつでもどこでもできるスマホと、PCゲームよりは家庭用ゲーム機でプレイする人が多いようだ。 また近年発売されたゲームで好きなものはとの問いに、1位は「マリオカート8デラックス」で36.2%。2位が「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」で35.2%、3位が「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」で32.5%となった。上位はNintendo Switchのゲームが占めており、そのうち5本が任天堂のゲームという、その強さを改めて認識させられる結果だった。 では、人生やキャリアに影響を与えたゲームはとの問いに、1位は「スーパーマリオブラザーズ」で37.5%。2位が「ファイナルファンタジー」で35.8%、3位が「ポケットモンスター」で31.4%と続いている。6位以降には「Doom」や「グランド・セフト・オート」「Fortnite」「ドラゴンクエスト」「ゼノブレイド」「クロノトリガー」「ゼビウス」などの声もあったとのこと。筆者ものめり込んだゲームが多い。 また、そのゲームのどの部分に影響を受けたのかの問いには、「ゲームシステム」(50.3%)、「キャラクター」(50.0%)でほぼ同じ、続いて「ストーリー」で46.2%となっている。 その影響は現在の仕事にどのように活かされているのかとの問いには、「ストーリーテリングの重要性を学んだ」が44.2%、「デザインのインスピレーションを得た」が32.1%などとなっており、やはり人を惹きつけるには物語がしっかりしていることが重要であるという意識が高いようだ。 筆者もさまざまなゲームをプレイしてきて、ゲーム業界を意識したときがあったが、結局実現することはなかった。ゲーム業界で働きたい人は、単にゲームが好きというだけでなく、先代のゲームから学んび、人を惹きつける作品を作るという意気込みで臨んでほしい。 出典:Hiraku agentが「ゲーム業界人の好きなゲームランキング」より
Forbes JAPAN Web-News