中学生でダンススタジオを経営。多彩な才能をもつdip BATTLESリーダーchiharuインタビューVol.1
スパルタ指導についていけず、30人が一斉にやめてしまった
ー中学生でそんな経験をされた方はなかなかいないですよね。 chiharu:そうやってやっと人数が集まってきたかと思うと、30人くらいが一気にやめてしまって。当時の指導の仕方がスパルタというか、「コンテストに出て勝つんなら本気でやらないと」という思いで指導していたんですけど。中学生ということもあって、至らない部分もあったのか、親御さんに「そんなに厳しくしなくていいです」と言われて、辞められてしまったりということもありましたね。 でも、そんな中でもまだ自分たちからダンスを教わりたいっていう生徒が残ってくれて、なんとか今までスタジオを続けることができています。今では当時指導していた生徒たちが先生になって、生徒に指導してくれていますね。 ーそこから高校に進学されても、引き続きスタジオで活動されてという形ですか? chiharu:高校は代々木のダンスの専門学校に進学して。お昼までは専門学校にいって、昼から千葉のスタジオまで戻って、っていう生活でしたね。 高校を卒業した後は、いろんなシーンのダンスを経験してみたくて。アメリカにダンス留学にいったり、帰ってきた後は、スタジオもやりながら、大阪にも定期的に行くようにしてましたね。 その後、世界的なダンスチームに所属されている方と交流する機会があって。そのチームのオーディションに挑戦して、メンバーとして加入することができたので、世界のいろんな地域にいったりとか、そういう経験をすることができました。
<chiharu プロフィール> 幼少期の頃からヒップホップを始める。小学生からはコンテストに挑戦し数々の成績を残し、中学生でスタジオを作り、インストラクターとして指導を始める。20歳から海外へダンス留学をして、幅広いダンスジャンルを学ぶ。最近ではさまざまな有名アーティストのバックアップや、MV出演、振り付けなど幅広く活動している。dip BATTLESでは2022-23シーズン加入当初からリーダーを務める <dip BATTLES> ディップ株式会社が運営し、2021-22シーズンからD.LEAGUEに参戦しているプロダンスチーム。「新時代をつくる」をシーズンスローガンに掲げ、2022-23シーズンにMVD2回、ベストスキル賞を受賞したKENSEIがDリーグ史上最年少ディレクターとしてチームを牽引する。
山田浩平