阿里山の初日の出 1万人以上が観賞 コンサートで新年祝う/台湾
(嘉義中央社)南部・嘉義県の景勝地、阿里山では1日未明から、1万人以上の観光客が2024年の初日の出を見ようと各展望台に詰め掛けた。海抜2400メートル以上の祝山観日平台(展望台)では早朝5時半からコンサートが開かれ、オーケストラやアカペラグループなどの演奏や歌声が元旦に彩りを添えた。 阿里山国家森林遊楽区内の各展望台には午前2時ごろから観光客が続々と集まり始めた。同7時ごろ、昇ってきた太陽は厚い雲に遮られていたものの、雲の隙間から光の筋が差し込む光景が見られ、集まった人々は風景をこぞって写真に収め、新年のあいさつの言葉を掛け合っていた。 コンサートは県などが主催した。同県の翁章梁(おうしょうりょう)県長は取材に対し、阿里山の日の出は雲に隠れてしまったが、壮大で美しい風景が見られたことに満足感を示した。 (蔡智明/編集:田中宏樹)