もうすぐ60歳になる独身・会社員、貯蓄額はギリギリ「1000万円未満」で老後が不安です…みんなどれくらい貯蓄してますか?
【60歳代・ひとり世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。 ●【60歳代・ひとり世帯】の貯蓄貯蓄700万円~1000万円未満の割合 ・6.4% ●【60歳代・ひとり世帯】の貯蓄1000万円未満の割合 ・49.1% ●【60歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1960万円 ・中央値:950万円 貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄1000万円未満は49.1%。 平均は1900万円を超え、中央値は900万円を超えました。
2024年は計画的に貯蓄しよう
これまで60歳代・ひとり世帯の「貯蓄700万円~1000万円未満」と平均・中央値を確認してきました。 確実に貯蓄を貯めていくには、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活していく「先取り貯金」が効果的です。 先取り貯金にはさまざまな種類があり、預貯金だけでなく積立投資もその一つとなります。 2024年は新NISAスタートの年。 貯蓄の一部に、新NISA制度を利用して積立投資をはじめるのも選択肢の一つとなるでしょう。 資産運用となればリスクがあるので、事前の情報収集や勉強が重要となります。 これを機に、2024年のご家庭に合った貯蓄方法について考えてみてはいかがでしょうか。 ●【ご参考】60歳代・ひとり世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む) ・金融資産非保有:28.5% ・100万円未満:8.0% ・100~200万円未満:5.7% ・200~300万円未満:4.3% ・300~400万円未満:3.6% ・400~500万円未満:2.7% ・500~700万円未満:6.2% ・700~1000万円未満:4.6% ・1000~1500万円未満:6.6% ・1500~2000万円未満:3.6% ・2000~3000万円未満:6.8% ・3000万円以上:16.9%
参考資料
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身以上世帯調査](令和4年)」 ・金融庁「新しいNISA」
和田 直子