ドラマ『民王』続編へ“不安の声”も。菅田将暉・高橋一生“不在”でヒットする? 3つの観点で予測
大橋和也、あの、山時聡真の演技力に不安の声も
続編と聞いて、菅田将暉・高橋一生の出演を期待した方も多いでしょう。総理大臣を演じる遠藤憲一は続投ですが、菅田・高橋の出演は現時点で発表されていません。そして遠藤と入れ替わることになるであろうキャストたちは、大橋和也(なにわ男子)、あの、山時聡真の3人が発表されました。 演技の面ではまだまだフレッシュな面々で、不安の声が上がるのも頷けるキャスティングではあります。
フレッシュな3人と、ベテラン勢の掛け合いに期待
しかし、脇を固めるのは満島真之介、溝端淳平、そして岸部一徳。前作に続き山内圭哉や金田明夫、峯村リエも出演することも決まっています。 前作でも遠藤憲一、草刈正雄、西田敏行といったベテラン勢と若手だった菅田・高橋との掛け合いが話題となり、ヒットにつながったことは確かです。そういう意味では、今回もその法則は守られているといえるでしょう。
前作は池井戸潤氏の小説が原作。今回は違うの?
『民王』の原作者である池井戸潤氏の小説は、『半沢直樹』『下町ロケット』『花咲舞が黙ってない』『ハヤブサ消防団』などなど、数多くの大ヒットドラマの原作になっていることでも有名です。 2010年に単行本が出版された『民王』も、文藝春秋・KADOKAWAからそれぞれ文庫版も出る人気ぶり。2021年には続編となる『民王 シベリアの陰謀』(KADOKAWA刊)が発表されており、今年の5月に角川文庫で文庫版が刊行されています。 今回は、その続編が原作なのかと期待していました。しかし、公式ホームページを見ると…… 「2015年に放送された名ドラマ『民王』が9年ぶりにReturn! 池井戸潤原作『民王』に~Inspire インスパイア~され 主演:遠藤憲一で『民王R(たみおうあーる)』となって帰ってくる!」 ……はて? インスパイアというのは、一体? 言葉通りに受け取れば、尊敬する作品に触発され、同じテーマに基づいて創作されるということです。どうなのでしょうか? ただ、主演の遠藤憲一は、池井戸氏との対談において「池井戸さんの作品は、根底には必ず社会問題がある。そこがガツンとありながら、道を逸れていくおもしろさが真骨頂だと思うんです。そのなかでもとくに弾けているのが『民王』。池井戸さんが作ってくれた原型は壊れていないと思う」(テレ朝POST/2024年10月11日)と語っているので、原作の良さは引き継がれている可能性が高いです。