【衆院選2024注目選挙区】「無所属」前職に新人3人が挑む兵庫9区!キーマンは元市長!?
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年10月19日に公開された動画のテーマは「衆院注目選挙区特集!兵庫9区」 関西で注目が急上昇している兵庫9区!選挙芸人・山本期日前氏が選挙区の最新情勢を解説します! 【このトピックのポイント】 ・不記載問題後、無所属で戦う準備を進めてきた前職 ・維新は比例票を稼げるか。立憲、共産参戦の影響はいかに ・やっぱり気になる泉房穂・元明石市長の動向
関西で赤丸急上昇!?兵庫9区に立候補した4人はどんな人?
兵庫9区に立候補したのは届け出順に以下の4人です。 橋本 慧悟(はしもと・けいご)氏 立憲民主党 高田 良信(たかた・よしのぶ)氏 日本共産党 加古 貴一郎(かこ・きいちろ)氏 日本維新の会 西村 康稔(にしむら・やすとし)氏 無所属 前回(2021年衆院選)小選挙区で当選した西村氏は旧・安倍派事務総長を務めており、自民党派閥によるパーティー収入不記載問題の引責で来年4月まで党員資格停止処分を受けています。このため、今回は「無所属」で立候補しています。 山本氏は処分を受けて以降の西村氏の動きについて不記載問題についての説明にまわっていたことに加えて、自民党の支部推薦を受けているとして「自民党」の文字がポスターに入れたり、公明党から推薦を受けているなど、周到に準備ができている印象を与えていると解説します。「支援者は根強く、めちゃくちゃ強いと言われています」と評価します。 対して、立憲民主党は新人の橋本氏を擁立しています。橋本氏は昨年の県議選(明石選挙区)で、元明石市長の泉房穂氏が立ち上げた地域政党から立候補して大差をつけてトップ当選を果たしました。泉氏は今回の衆院選で特定の政党や候補の応援に入らないことを公表していますが、橋本氏は選挙ポスターに泉氏とのツーショット写真を載せ、距離の近さをアピールしています。 維新の加古氏は元国交省の官僚です。前回の衆院選で、維新は大阪での得票で近畿ブロックの比例票を稼ぎ、兵庫県内の大半の候補者が比例復活当選をしました。維新候補にとって兵庫県は「おいしい選挙区」(山本氏)でしたが、昨今は兵庫県知事の内部告発問題のあおりを受けています。今回小選挙区で通らなかった場合、維新がどれだけ比例復活ができるか否かもポイントです。 共産党新人の高田氏は、裏金問題の追及を前面に訴えています。立憲・維新・共産の野党候補がそろう中で、野党支持票がどの候補にどのように流れていくかが今後の情勢を占う要素になります。