富山県南砺市の城端トンネル工事現場公開 東海北陸道4車線化
中日本高速道路金沢支社高岡工事事務所は5日、4車線化事業を進めている東海北陸自動車道の城端トンネルの工事現場を報道陣に公開した。 同支社は小矢部砺波ジャンクション(JCT)-白川郷インターチェンジ(IC)間の42・6キロのうち、37キロで事業を進めている。2016年に着工。北側の10キロが完成し、進捗(しんちょく)率は3割程度という。 公開したのは、富山県南砺市上見の城端トンネル(延長3・21キロ)上り線の現場。火災や事故が発生した際の緊急避難用に、本線と併設した幅4・5メートルのトンネル「避難抗」を10・5メートルに広げ、2車線とする工事を進めている。完成すれば、既に利用中のトンネルと合わせて4車線となる。避難抗を拡幅してトンネルを造るのは同支社では初めて。 現場では、最新の技術を用いて削岩やコンクリートの吹き付けを行っていることも紹介された。 小矢部砺波JCT-白川郷IC間の4車線化工事の完了時期は未定という。