小島慶子 国民・玉木代表「総務省が工作」発言で私見「政治家がよくやることですが…」
元TBSアナウンサーでタレント、エッセイストの小島慶子(52)が15日、TOKYO MX「堀潤 Live Junction」(月~金曜後6・00)にコメンテーターとして生出演し、年収103万円の壁の引き上げをめぐる議論で、国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が総務省から各地方自治体へ、引き上げに反対するよう申し入れていたと主張していることについて、自身の意見を語った。 【写真あり】国民・玉木代表と不倫の元グラドル・小泉みゆき 13日の同番組に出演した玉木氏は、総務省から全国知事会に対し、103万円の壁の引き上げについて事前に通達があったと指摘した。「今、一生懸命、総務省から全国知事会や各自治体の首長に対して工作をやってますね。“こういう発言をしてくれ、こういう減収があるからやめてくれ”ということを、村上(誠一郎)大臣自身から知事会の会長などに連絡して、発言要領まで作って、そういうことをするのはいかがなものかと思う。国、総務省が一生懸命、工作するのはやめて欲しい」。減収により特に地方税が4兆円減るとの試算がされており、19日に開かれる全国知事会では、自民党の総務部会に緊急要請を行うという。村上氏は15日、会見を開き、働きかけの事実を否定した。 こうした出来事について、小島は2つの疑問点を挙げた。一つは政府と地方自治体の力関係の問題だった。「仮に霞ヶ関から総務省なり何なり、地方の首長に対して、“分かってるよな?”という暗黙の了解を求めるようなレクがあったとして、それを押し返せないような力の勾配というのが、地方の首長と大臣、霞ヶ関の間にあるのか?」と疑問を口に。「押し返せるのであれば押し返せばいい。“また言ってるよ”で。仮に押し返せないような構造になっているのであれば、脅しになってしまうので、あってはならないなって」と懸念を示した。 また小島は、報じる側にも慎重な対応が必要だと指摘した。「これが話題になると、政治家がよくやることですが、“私は大きな権力と戦っています。自分は霞ヶ関や永田町の中の、内なる敵と戦っています”ということで、ご自身、あるいは自分たちの政党のイメージをアップさせたり、注目されるというのは常とう手段」と解説。「そこにあんまりメディアが乗っかるのもどうなのかな」とも述べた。