都民ファ、都議選公約の進ちょく状況報告(全文1)提案の条例成立に手応え
公約ブラッシュアップ研究会の座長の伊藤ゆう都議のあいさつ
森澤:ありがとうございます。では続きまして公約ブラッシュアップ研究会の座長であります、伊藤ゆう都議よりごあいさつをさせていただきます。 伊藤:おはようございます。お忙しい中ありがとうございます。まずお手元に報道各位ということで、先般7月の2日に向けてのブリーフィングでも一部お配りいたしましたけれども、これまで都民ファーストの会として実現させていただいたことを要点としてまとめたものを、お配りいたしております。こちらのほうにも少し目を通していただきながら説明をいたしたいと思っております。 都民ファーストの会の発足において最も私たちが強く訴えてきたのは、古い議会を新しくするということでありました。とりわけてこの議会改革が中心的な政策の目玉でもあったところであります。早速この議会改革の第一義として私たちは自らの手で議員提案条例を作るということを高らかに宣言いたしまして、13本の議員提案条例というものを当時選挙のときに公約させていただいたところです。 早速、第1番目としては子供を受動喫煙から守る条例というものを9月の議会でおよそ6年ぶりだったと思いますが、議員提案条例として可決成立をすることができました。また、併せて年内改革という形になりましたけれども、議会改革が幾つか進み、それがお手元配布のとおりでありますけれども、議会棟での禁煙実施であったり、また飲食に充てることができていた政務活動費の見直し、それからまた議員公用車も大幅に削減し13台削減したということもございました。それからこれから試行的に始まりますけれども、常任委員会のインターネット中継であったり議会のペーパーレス化等々、議会改革が進み、また今代表からお話しがあった女性議員が多く誕生したことに伴って、今まで議会会議規則の中に家族の看護や介護、また配偶者の出産補助といったようなものが明記されていませんでしたので、いわば育児休暇であったりあるいは出産における休暇というものが議会の中において明文化されていませんでしたが、これも明記をいたして子育てをしながらでも議会活動のできる議会というものに改めさせていただいたところでございます。 そういう意味で議会改革もまさに緒に就いてまいりまして、今後も私たちとしては議員提案条例を中心に知事、あるいはまた都庁の役所の皆さんと政策【共創|協創 00:10:45】を行っていきたいというふうに思っているところでございます。 ただ一方で、これもお手元配布ですけれども、議会改革度調査ランキングというのもございまして、今マニフェスト研究所の結果だと47都道府県中都議会は36位にとどまっているという結果がございます。これは一連の議会改革がまだ評価の対象になっていない時期のころの評価ですけれども、やはりこれまで都議会は最も多くの職員数を抱え、また60億円を超える都議会の予算を持っていながら議会としての機能が十分に果たされてこなかったという評価を受けている調査だと思っております。そこで都議会の中でこれまではあり方検討委員会というのがございましたが、全て非公開であったものを議会改革検討委員会にあらためてこれを公開する形にしたことによって、今ご説明を申し上げたような議会改革が進んできたというふうに理解をさせていただいているところでございます。 また、受動喫煙対策についてみられるように、都議会の都民ファーストの会が議員提案条例を出し、そしてまたそれを受ける形で知事が先般の6月に成立した行政条例を成立させるなどの循環が生まれてきているということも私たちは手応えとして感じているところです。また、今後もこうした議員提案条例で東京都庁の政策づくりに大いに影響を与えていきたいと思っております。先般も児童虐待の問題が目黒で起きて、この件については横浜市で成立した議員提案条例があるということを議会の中で提言し、それによって知事部局のほうで党独自の児童虐待対策の条例ができるというお約束も、答弁として得たところでございます。 かつての議会の中においてそういう意味では水面下調整が横行していたというふうに理解していますので、こうした議会の議場の場を通じて私たちが条例提案をし、また知事がそれを受けて具体化していくというような新しい議会のスパイラルが生まれているというふうに【私 00:13:20】どもは実感しているところであります。 ただ一方で377、多くの政策を公約として選挙のときに掲げさせていただきました。まだ1年ということもあって全て実現したわけではないということを、そしてまた一部実現できているということを今日は率直に皆さま方にご報告を申し上げたい。そしてまたそのことが1年前にこの都民ファーストの会におおいに期待してくださった皆さまへの誠実な対応になるものと思って、今日は特にブラッシュアップ研究会という1期生を中心に組織している党内の政策進ちょく状況を検証するチームから細かに発表させていただきたいと思っていますので、どうぞご理解いただければと思います。よろしいでしょうか。では、それではお願いします。 森澤:それでは続きまして公約ブラッシュアップ研究会の滝田都議と鈴木都議より詳細についてご説明をさせていただきます。 【連載】都民ファ、都議選公約の進ちょく状況報告 全文2へ続く