同級生同士が息の合った連携プレー 5万円分の電子マネーを購入しようとした80代男性に詐欺の可能性を伝え警察に通報
宮崎放送
特殊詐欺被害を未然に防いだとして宮崎県日向市のコンビニエンスストアの店員2人に警察から感謝状が贈られました。 感謝状が贈られたのは、セブン-イレブン日向都町店のパート従業員、甲斐真里子さんと武下啓三さんの2人です。 2人は、今月8日、店を訪れた80代の男性が5万円分の電子マネーを購入しようとしたことを不審に思い、男性に詐欺の可能性を伝え、警察に通報しました。 男性はインターネットを利用中にパソコンが動かなくなり、表示された番号に電話をかけたところ、修理代金として電子マネーを要求されたということです。 2人は中学校まで一緒だった同級生で、息の合った連携プレーが詐欺被害の防止につながりました。 (武下啓三さん) 「アップルのカード5万円分ほしいって言ってこられて、『え?5万円?』と思って、すぐに甲斐さんに連絡した。(高齢者には)親に接する気持ちで接客したいなと思う」 (甲斐真里子さん) 「最初は、(男性が)『プレゼントを渡すために買っている』と話していたので、どうかなと思ったが、『やっぱり詐欺でした』ということだったので、(警察に)連絡して良かったなという感じ」 県警察本部によりますと、県内で今年、先月までに確認された特殊詐欺被害は39件で、被害総額はおよそ7300万円にのぼっています。
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