表彰式が6月25日に都内で行われた（左）コロンバン小澤俊文社長（右）ただかね農園 高野宏昭社長

　秩父の「ただかね農園」（秩父市下吉田）の「大地のいちご・あまりん」が洋菓子店「コロンバン」（東京都渋谷区）の特別企画「お客様が選ぶ全国いちご選手権」で三連覇し、6月25日、都内で表彰式が行われた。（秩父経済新聞） 【写真】コロンバン　あまりんのワッフル 　同選手権はコロンバンが販売するフルーツワッフルの特別企画。全国各地から高級、希少品種など20種以上のイチゴを取り寄せたうえで8種に絞り、全てのワッフルをイチゴでそろえて販売。販売個数、売り上げ、顧客アンケートを元に総合順位を発表した。「あまりん」は甘みが強く果皮はつやのある赤色が特徴。 　あまりんを使った新作スイーツも発表。7月19日オープンのコロンバン原宿サロン（東京都渋谷区）で2025年1月以降展開予定の「いちごフェア」・アフタヌーンティーセットで提供する。 　同園の高野宏昭社長は「栄ある賞を3度も頂けて誇りに思う。大手の洋菓子店と知り、尻込みしていた私に『全国の頑張っている農家の活動を応援して、一緒に大会を盛り上げていきたい。互いの活性につながると信じている』との言葉に後押しされてエントリーを決意した」と振り返る。「自分のイチゴがどのように店頭に並んでいるのか気になり、店へ立ち寄った際は親切な対応で安心できた。今は、これまでの仕事の再確認をしながら、新人教育や来園したお客さまへも取り組みや思いを伝えることに力を入れている」とも。 　同園でのイチゴの販売は、12月上旬からは「べにたま」「かおり野」など、来年1月上旬からは「あまりん」「かおりん」「やよい姫」「恋みのり」「もういっこ」「天使のいちご」などを予定する。