東芝「3分割」の本質は「売り食い」:解体を決定づけた故・西室泰三氏が漏らしたこと
スピンオフ案には「もの言う株主」から待ったがかかっている ©︎新潮社
「君は不勉強だ」――。 今から6年以上前の2015年11月20日のこと。筆者は、80歳の誕生日を翌月に控えた車椅子の大物財界人に、いきなり信じられないような大声で怒鳴りつけられた。 その大物財界人とは、「日本を代表する総合電機メーカー」と称された 東芝 の黄金期に社長、会長をつとめ、財界活動に励み、東京証券取引所の会長兼社長、郵政民営化委員会の委員長などを歴任した故・ 西室泰三 氏である。
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町田徹