西島秀俊、國村隼、柄本佑、橋本愛、小野花梨、山田杏奈が戦時中の人々の日記を朗読
NHKスペシャル「新・ドキュメント太平洋戦争」の第4弾「新・ドキュメント太平洋戦争1944 絶望の空の下で」が8月15日19時30分よりオンエア。朗読出演に國村隼、西島秀俊、柄本佑、橋本愛、小野花梨、山田杏奈らが名を連ねた。 【画像】「新・ドキュメント太平洋戦争1944 絶望の空の下で」に朗読出演する西島秀俊 戦争の中を生きた人々の日記や手記から、時代のうねりを追体験する同シリーズ。今回は市民の犠牲が急増した1944年に焦点が当てられた。日本軍が玉砕したサイパン島での戦いでは、日本から移住した多くの民間人が自決の道を選んだ。番組では、山形の農村から渡った14歳の少女の手記からその悲劇に迫っていく。さらに、追いつめられた日本軍は起死回生の作戦として“特攻”を打ち出し、海軍が人間魚雷「回天」を開発。当時の日記や手記である“エゴドキュメント”からは、立ち止まることが難しくなっていった当時の空気が浮かび上がってくる。 2021年のシリーズ開始時から出演している西島は「時代に翻弄されながらも懸命に生きる一人一人の言葉から、戦争というものが遠い世界の問題ではない事をあらためて感じます。この市井の人々の言葉が、私達が戦争について考えるきっかけのひとつとなることを願っています」とコメントした。 ■ NHKスペシャル「新・ドキュメント太平洋戦争1944 絶望の空の下で」 NHK総合 2024年8月15日(木)19:30~20:42 ■ 西島秀俊 コメント 「新・ドキュメント太平洋戦争」には、2021年のシリーズ開始時から出演させていただいています。戦場で生死の境をさまよいながら残された軍人の日記や、軍需工場で必死に働く青年の日記など、一般市民が残した言葉を朗読してきました。多くの死に直面し、戦争の空しさを嘆く言葉がある一方で、厳しい生活の中でも子供たちのお菓子を心配するような優しい心も綴られています。時代に翻弄されながらも懸命に生きる一人一人の言葉から、戦争というものが遠い世界の問題ではない事をあらためて感じます。この市井の人々の言葉が、私達が戦争について考えるきっかけのひとつとなることを願っています。