世界は〝トランプシフト〟を済ませた メローニ伊首相はキングメーカーに「極右」との妥協を図らざるを得なくなった欧州委員長
メローニ氏はEU政治のキャスチングボートを握り、「欧州のキングメーカー」の立場に就いた。
EUのウルズラ・フォンデアライエン欧州委員長はEU議会の支持を必要とするため、これまで嫌ってきた「極右」との妥協を図らざるを得なくなった。
■宮崎正弘(みやざき・まさひろ) 評論家、ジャーナリスト。1946年、金沢市生まれ。早大中退。「日本学生新聞」編集長、貿易会社社長を経て、論壇へ。国際政治、経済の舞台裏を独自の情報で解析する評論やルポルタージュに定評があり、同時に中国ウォッチャーの第一人者として健筆を振るう。著書に『2025年トランプ劇場2・0! 世界は大激変』(ビジネス社)、『AI VS 人間の近未来』(宝島社)、『悪のススメ―国際政治、普遍の論理』(ワニブックス)など多数。