The Birthdayフジイケンジ「『チバくんだったらこういうアイデアを出すだろうな』って」ニューEP『April』制作裏話を語る
ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」(毎週土曜 13:00~13:55)。4月6日(土)の放送は、The Birthdayのフジイケンジさん(Gt.)とクハラカズユキさん(Dr.)が登場。4月3日(水)にリリースしたニューEP『April』について語っていただきました。
◆ゴールまでいける3曲を形にしよう
――ニューEP『April』はどういった作品になりましたか? フジイ:(昨年11月にチバユウスケさん(Vo.&Gt.)が逝去して、新曲を)出せるか出せないか分からないまま、ずっと作業が止まっていたんですけど、今年になって「もう1回やろうか」ってことになって。(チバさんが参加した曲が)3曲だけあったから、それをとりあえず形にしようと。 ――その3曲はどこまで進んでいたんですか? クハラ:完パケまで(完成)していたんだよね。 フジイ:うん、(チバさんの)歌を入れた曲に関しては演奏も終わっていて。 クハラ:あとはそれをミックスして、マスタリング作業を残すのみの状態だったかな。 ――“リリースするかしないか”といった話がありましたが、どのタイミングでリリースすることを決めたのですか? クハラ:いつ頃だったかは忘れちゃったんですけど「“あとはミックスとマスタリングを施せば”完成する状態の曲は出そう」という話になったんだよね? フジイ:プリプロ(仮録音)とかでは「3曲だけじゃなく、6曲ぐらいやろう」って感じで制作していたんですよ。本当は3曲だけじゃイヤだったんだけど、とりあえずゴールまでいける曲は3曲だけだったから、これを形にしようって。 ――改めて、制作するにあたって話し合ったことはありましたか? フジイ:“今、自分がこの曲をどうやったら一番カッコ良くなるか”っていうのを考えながら、「チバくんだったらこういうアイデアを出すだろうな」とか、そういうこともチラッと浮かびましたね。結構迷ったこともあったけど、でもなんとか(完成できた)。 ――どういったところで迷いましたか? フジイ:“どういう方向でミックスをしていくか”とか、音の方向性とか。それは毎回迷うところなんですけど、そういうときに「チバくんだったらこっちを選ぶんじゃないか」みたいなことを考えたりはしました。 (TOKYO FM「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」2024年4月6日(土)放送より)