訪英中の天皇陛下、「イギリスで最も歴史ある」ガーター勲章を授与! 日本の皇室では5人目
国賓としてイギリスを訪問中の天皇陛下は2024年6月25日、チャールズ国王からガーター勲章が贈られ、夜、バッキンガム宮殿で催された晩餐会に初めてつけて出席した。ガーター勲章は1348年に創設されたイギリスで最も歴史のある最高勲章で、受章者は君主が自ら選ぶ。 【写真】ウィリアム皇太子、天皇陛下を"にこやかに"「お出迎え」。お二人で挨拶を交わされる姿
紋章学専門の『Journal of Heraldry』によると、胸の星章は1629年にチャールズ1世国王が取り入れたのが最初で、「正装、法服、モーニング、ディナージャケットなどにつけるもの」で、「当初、星章は刺繍だったが、まもなくシルバーとエナメル製に変わり、ダイヤモンドやルビーを使う場合もあった。1946年にオリジナルのスチュワート型に戻った」という。毎年6月に行われるガーターデーには、勲章受章者がウィンザー城でパレードするのが慣わしになっている。 日本の皇室でガーター勲章を受章したのは徳仁今上天皇が5人目で、父の明仁上皇陛下は1998年にエリザベス女王から受章。祖父の昭和天皇と大正天皇がそれぞれ1929年と1912年にジョージ5世国王から、明治天皇(徳仁天皇の高祖父)が1905年にエドワード7世から受章している。 また、同日に、天皇陛下からはチャールズ国王に日本の最高勲位である大勲位菊花大綬章が贈られた(1971年に受勲していたが、正式に頸飾を受けとっていなかった)。
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