コストコ渋滞対策で道路整備を 南城市長らが沖縄県に要望 市民生活や地域経済に支障
南城市の古謝景春市長や中村直哉市議会議長らは12日、県庁に池田竹州副知事を訪ね、会員制の米国系大型スーパー「コストコ沖縄南城倉庫店」開業に伴う交通渋滞対策として、近隣の道路整備を要望した。 【写真】コストコから750メートル地点に立つ入場5時間待ちの看板 古謝氏らは、交通量増加による渋滞発生で市内の事業者や店舗への来店客が減少し、出勤や移動も困難になるなど、市民生活や地域の経済活動に大きな支障を来していると指摘した。 今後もコストコ周辺で商業施設などの開発が見込まれているため、さらなる渋滞発生が懸念されるとし、(1)南部東道路の親慶原・垣花工区の早期供用開始(2)親慶原交差点、垣花交差点の改良(3)県道86号の一部の3車線化-を求めた。 池田氏は「南部東道路は南城市の協力も得ながら早期の供用開始に取り組みたい。交差点の改良は交通事故や交通状況を確認した上で、必要性を検討したい」と述べた。(政経部・島袋晋作)