“崖っぷち”から1軍戦力に…主力クラスへ浮上した選手(3)中日入りで“大ブレイク”か
熾烈な競争が繰り広げられるプロ野球の世界では、十分な結果を残すことができなければ、必然的に厳しい立場となる。そんな中、2024年シーズンは苦境に立たされていた選手の飛躍や復活が目立っている。ここでは、今季は正念場と見られていたものの、一軍戦力として活躍している選手を紹介したい。(※今季成績は7月4日時点)
板山祐太郎(中日ドラゴンズ)
・投打:右投左打 ・身長/体重:180cm/88kg ・生年月日:1994年3月27日 ・経歴:成立学園高 - 亜細亜大 ・ドラフト:2015年ドラフト6位 阪神タイガースでは思うような活躍ができず、昨オフに戦力外通告を受けた板山祐太郎。今季は育成選手からの再スタートとなったが、支配下契約を勝ち取り、飛躍の兆しを見せている。 2015年ドラフト6位で阪神に入団すると、ルーキーイヤーから40試合に出場。その後は本職の外野に加え、二塁や遊撃をこなすなど起用の幅を広げたが、一軍での出場機会を増やせず。2021年は43試合の出場で打率.143と寂しい数字が並んだ。 昨季は開幕一軍入りを果たすも、12試合の出場で打率.059(17打数1安打)と不本意な結果に。同年オフに戦力外通告を受け、育成契約で中日ドラゴンズに加入した。 新天地で迎えた今季は、開幕から二軍でアピールを続けて5月に支配下復帰。6月25日の阪神戦では「3番・一塁」でスタメン出場し、古巣相手に先制打と猛打賞と躍動した。 ここまで出場23試合で打率.328、6打点の好成績を残しており、得点力不足が課題のチームにおいて、欠かせない存在となっている。
ベースボールチャンネル編集部