試合中に突如倒れ車いすで退場、今季活躍の21歳カゾーに緊急事態<男子テニス>
マイアミ・オープン
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は18日、予選第3シードのA・カゾー(フランス)と世界ランク141位のH・マヨ(フランス)のシングルス予選1回戦が行われたが、ファイナルセットの第4ゲームでカゾ―が突如倒れ、そのまま棄権する事態となった。 【動画】カゾーが突如倒れた実際のシーン 21歳のカゾーは今季1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で16強入りする活躍をみせ、世界ランキングは現在の74位が自己最高位となっている。 今大会は予選からの出場となったカゾーはこの日、初戦を迎えた。接戦となったこの試合は、1セットオールとなりファイナルセットに突入。この時点で試合時間は1時間47分となっていた。 ファイナルセットはカゾーが第2ゲームで先にブレークを果たすも、第3ゲームでブレークバックを許す展開に。すると次の第4ゲームの5ポイント目でリターン位置についていたカゾーが突如として倒れた。 主審や医療スタッフが駆け付け、当初何が起きたか理解できていなかった対戦相手のマヨも心配そうにカゾーのもとに歩み寄ったが、そのままカゾーはプレーに戻ることができず、マヨから6-4, 5-7, 1-2の時点でカゾーが途中棄権することとなった。 カゾーはコートから車いすで運び出されており、容態が心配される。 思わぬ形で予選決勝に進んだマヨは、次戦で予選第19シードのD・ゴファン(ベルギー)と対戦する。ゴファンは初戦で同143位の望月慎太郎を下しての勝ち上がり。
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