瀬戸大也 まさか本命400個人メドで代表逃す「最後バテてしまった」 五輪出場へ「まだチャンスがある」
「競泳・パリ五輪代表選考会」(18日、東京アクアティクスセンター) 男子400メートル個人メドレーは松下知之(スウィン宇都宮)が1位で代表に内定、2位の瀬戸大也(CHARIS&Co.)は派遣標準記録を破れなかった。 【写真】背中が泣いている うつむいてスタンドに手を合わせる瀬戸大也 夢切符に0秒21届かなかった。瀬戸は背泳ぎから先頭をキープしていたが、最後の自由形で追い込めず。先頭も、代表権も取れずにレースを終えた。大本命種目でまさかの結果となったが、「緊張感がなさ過ぎるのかも。やることをやってきたので悔しさもあまりない」とショックは受けてない様子。「最後バテてしまった。調子は良かったけど後半がきつくなった」と淡々と振り返った。 環境を変え続け、勝利への道を模索していた。22年3月から五輪金メダリストを育てた加藤健志コーチに師事したが、約1年半でコンビを解消。昨秋からはオーストラリアで多くの有力選手を抱えるマイケル・ボール氏の指導を受けるなど、4年で4人のコーチに指導を受けており、「環境が落ち着かずに転々としちゃっている」。不安は大一番で出てしまった。 同種目での五輪出場は逃したが、200メートル個人メドレーでの五輪切符獲得の可能性は残る。「まだ(チャンスが)ある」と、3度目の五輪出場へ諦めずに挑む。