〔東京外為〕ドル、161円前後=米雇用統計控え、持ち高調整の売り(5日正午)
5日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米雇用統計の発表を控え持ち高調整の売りが出て、1ドル=161円前後と安値圏で推移している。正午現在は、160円96~96銭と前日(午後5時、161円23~31銭)比27銭のドル安・円高。 前日のニューヨーク市場は独立記念日のため休場。早朝は161円台前半での推移となっていたが、東京時間に入ると売りが加速し、161円40銭近辺から一時160円80銭近くまで60銭程度下落した。 企業の決済が集中する「五・十日(ごとおび)」のため、仲値にかけては輸入企業のドル買いが入りドル安は一服したものの、160円割れでの推移が続いた。日本時間の今夜に発表される6月の米雇用統計を前に、持ち高調整の売りが優勢となった。市場からは「今週は弱めの雇用関連指標が続いたので、雇用統計も弱い内容になりそうだ」(国内銀行)との声が出ていた。 ユーロは朝方に比べ、対円で下落、対ドルは強含み。正午現在は、1ユーロ=174円12~13銭(前日午後5時、174円09~10銭)、対ドルでは1.0817~0818ドル(同1.0794~0794ドル)。