セレブ御用達の著名写真家が明かす、最高のウエディング・フォトを撮る方法
ジュヌヴィエーヴ・デ・マニオさんはかつて、ウエディング・フォトとは、形式的であることと、作り込んだショットだと思っていました。そして、彼女は双子の姉妹の結婚式を撮ることになり、その考えをあらためたと言います。 「私はそこで、ストーリーテリングの美しさ、ひとつひとつのイメージが伝えるクリエイティビティ、感情的な深さ、真のつながりというものを発見しました。私が感銘を受けたのは、そのできごとのエッセンスを本当に捉えるために必要な、幅広いイメージ-肖像写真、ドキュメンタリー、風景、静物、建築など-でした。それはすべて一日の流れの中にあり、撮り直しがききません。私は素早くなければならないし、その場にいなければならず、一度チャンスを逃したら、それは二度と帰ってこないのです」「この経験が、私の見方を変えました」 そして、それは、彼女のキャリアパスにも変化を及ぼし、まもなく自身のフォトスタジオをオープンすることに。
以来、25年間この業界で仕事をし、このたびコーヒー・テーブル・ブック(卓上用大型豪華本)『Silver』を出版したデ・マニオさん。インスタグラムの時代になっても、変わらず自らの使命に忠実であり続けてきたと言います。それは、お祝いの規模にかかわらず、あたたかさ、親密さ、そして筋書きのない作品を見る目を持つこと。デ・マニオさんは、数多の要人やセレブを招いた2010年のチェルシー・クリントンの400人規模のウエディングを、まるで小さな家族行事のように見せることに成功したフォトグラファーなのです。 「喜びとエネルギー、そして静かな内省に満ちた瞬間さえうまく凍結することには、信じられないくらいの満足感があります」というデ・マニオさんは、これまでに400組のウエディングを撮影してきました(そのため、本当に愛し合っているカップルかどうかも見分けられるそう)。そんなデ・マニオさんが教えてくれた、最高のウエディング・フォトを撮るコツをご紹介します。