道頓堀で20隻のパレード船往来 嘉門達夫ら応援歌熱唱
道頓堀で20隻のパレード船往来 嘉門達夫ら応援歌熱唱 THEPAGE大阪
今年は大阪の道頓堀川開削400年。それを記念した「水都大阪2015ミナミフェスティバルwith 道頓堀リバーパレード」がこのほど、道頓堀川一帯で開催された。歌舞伎、文楽、落語といった上方伝統芸能から新喜劇、漫才、ダンス、OSK日本歌劇団、アイドルら現代芸能のパレード船約20隻が往来し、台船ステージでさまざまなパフォーマンスを披露した。なかでも、シンガー・ソングライターの嘉門達夫(56)はミナミ400年祭記念曲を熱唱してひときわ喝采を浴びた。 <私の恩人>嘉門達夫 名付け親は桑田佳祐さん 「サザン」の曲も好きに使っていいと許された
20隻のパレード船が運航
同イベントは大阪府、大阪市、経済団体などで構成された「水と光のまちづくり推進会議」と「大阪ミナミ400年祭実行委員会」の共催となっている。 この日、ミナミ400年を支えてきた歌舞伎、文楽、落語、舞踊をはじめ、さらにはミスユニバース、新喜劇、漫才、ダンス、アイドル、JAZZ、和太鼓といった約20隻のパレード船が湊町~戎橋~相合橋間を運航した。 落語家の桂文枝、歌舞伎俳優の片岡進之介、松竹芸能の渋谷天外ら総勢200名のゲストが登場し、大阪の芸能と文化が一堂に会した大阪らしい大イベントとなった。
40周年の嘉門達夫登場
いつものサングラス姿で現れた嘉門達夫(56)は、台船ステージでこう挨拶した。 「16でこの世界に入りまして、今年40周年です。16で笑福亭鶴光に弟子入り、21歳の時に破門になりまして。まあ、そんな経緯を書いた小説が10月4日に出たばかりです」 また、道頓堀開削400年を記念して大阪の街を盛り上げようと、嘉門は記念シングル「レッツゴー!ミナミ!」を制作。そして「ミナミの応援歌をつくりまして、聞いて下さい」と、ミナミのゆるキャラ4体(戎橋商店街えびたん、宗衛門町商店街宗衛門町くん、道頓堀筋商店街まい道くん、千日前商店街みにゃみん)とともに、記念曲を披露した。
迫力の柴島高校和太鼓部ステージ
続く「柴島高校和太鼓部」の和太鼓は高校生らしく、元気いっぱいでなかなかの迫力。魅力溢れるステージに拍手が沸いた。 よしもとの福本愛菜は「大阪のよさを言いに来ました。夜はナイトクルージングがかなりお洒落です。カップルの方はデートにぴったりじゃないかと思います。なんばグランド花月で新喜劇の出番なんですけど、駆けつけました~。また戻ります」と言って登場するなり間もなく立ち去ったが、同じよしもとの大木こだま・ひびき、海原はるか・かなたなどの漫才もあったりで、とにかくバラエティー豊か。 「道頓堀super歌謡劇場」では、中村泰士や叶麗子が登壇し、挨拶。続いて叶が歌も歌って盛り上げた。川の周りを群衆が埋め尽くすなか、まさに盛りだくさんの内容で、見応え十分のイベントだった。 (文責/フリーライター・北代靖典)