『ワンピース』強い能力のはず？ 本体が残念だった悪魔の実
もっと強くてもいいのに？ ルフィとゾロにあっけなく敗北した悪魔の実
大人気マンガ『ONE PIECE』には、食べると不思議な能力を得る事ができる「悪魔の実」が登場します。悪魔の実の能力にはさまざまな種類があり、龍に変身できる能力や、身体を雷に変化させる能力など、たくさんの能力がありました。 【画像】え…っ？ ずるいって！ これが悪魔の実が「覚醒」したチート能力者たちです（6枚） しかし、強そうな能力を得ることができたのに、使い手に恵まれず、読者に「弱い」というイメージを与えてしまった悪魔の実も存在します。そんな不遇な悪魔の実を振り返りましょう。 ●キロキロの実（&トントンの実）
「キロキロの実」は秘密犯罪会社バロック・ワークスのオフィサーエージェント、ミス・バレンタインことミキータが食べた悪魔の実です。キロキロの実を食べると体重を自由に変化させることが可能になり、自分の体重を軽くして空中に浮かんだり、体重を重くして敵を押しつぶしたりすることができます。 作中では、ミキータが体重を軽くして空中に浮かび、体重を一気に増加させて相手に落下する「1万キロギロチン」や、相手の体に乗り、徐々に体重を増やしていく「クレッシェンドストーン」などの技で戦っていました。しかし、ルフィとゾロの喧嘩に巻き込まれた際には、ゾロ相手に身体を重くして落下するも軽々とかわされ、喧嘩によって怒ったルフィとゾロに1発でぶっ飛ばされてしまいます。 あっけなく敗北したキロキロの実について、ネット上では「持ち主が打撃ができるキャラだったら、パンチに重さを乗せられたのでは？」「もし覚醒したら、周りに影響を与えられるから、雨とか雪を重くしたらそれだけで武器になるし最強だと思う」など、もっと使い手が強ければ輝いた能力と考えている読者も多いようです。 後にt単位で体重を変えられる上位互換の「トントンの実」（マッハ・バイス）も登場しましたが、こちらもそこまで活躍はできませんでした。ただ、この系統の能力の覚醒で周りの物体も重くできるのなら、たしかに恐ろしいことになるかもしれません。 ●ノロノロの実 「ノロノロの実」はロングリングロングランドで登場した、銀ギツネのフォクシーが食べた悪魔の実です。その能力は名前の通りで、手から「ノロマ光子」という光線を放ち、触れたものを約30秒間ノロくすることができます。 フォクシーと対戦したルフィは、この能力に苦戦を強いられました。ルフィが思うように動けない間に、フォクシーは何発ものパンチを打ち込んでいます。他にも、このノロマ光子をビームサーベル状にして剣のように使うなど、それなりに応用技も使い、ルフィを苦しめました。 しかし、フォクシー自身がそこまで強くないキャラなので、最終的に敗北してしまいます。しかし、ノロノロの実の強さは多くの読者も認めており、「全ての悪魔の実に対抗できる可能性がある」と考えている読者もいるようです。 仮にノロノロの実が覚醒すれば、周りに影響を与え「能力者の周りの動きをノロノロにすることができる」といった、離れ業が使えるようになるかもしれません。また、「ノロノロになっている間に海楼石の錠をかければ、全ての能力者に勝てるはず」など、使い道次第でかなり強い能力であると考えられています。 ●ヘビヘビの実 幻獣種 モデル「八岐大蛇」 ワノ国の将軍オロチが食べた「ヘビヘビの実 幻獣種 モデル『八岐大蛇』」も、能力の持ち主次第でもっと騒がれていた悪魔の実と言えるでしょう。動物系幻獣種の貴重な力を持っていたオロチは、作中で何度か八岐大蛇の姿に変身しますが、戦った描写はほとんどなく、能力についての詳細は不明となっています。 103巻のSBS（質問コーナー）では、オロチは「首8回切り落とさなきゃ死なない」ことが判明しました。作中でもオロチがカイドウに首を切られた描写がありましたが、オロチは生き残っています。しかしその後、8本のうち1本がなくなっていました。 このしぶとさや、日本神話で有名な八岐大蛇のイメージから、ネット上では「もっと強いはず」という意見が多く見られます。「神話ではもっと強いしデカいから、能力はあんなもんじゃないはず」「食べたのがオロチじゃなかったら、もっといろんな戦い方見せてくれたのでは？」「カイドウの青龍より巨大な可能性もある」などと、能力者さえ違ったらと残念がる声が多くあがっていました。
LUIS FIELD
