【保存版】旧NISA&ジュニアNISAの非課税期間に要注意!損しないために最低限知っておきたいポイントとは
■ 非課税期間終了に気がつかず… E男さんが旧NISAで失敗したケースは、まさにケース2の非課税期間終了時に保有資産が値下がりした場合のケースでした。 2019年に一般NISAを始めたE男さん。2019年に一般NISAで投資した資産の非課税保有期間は2023年末でした。以前は、一般NISAは非課税期間が終わっても、さらに5年間のロールオーバー期間があり、新たな非課税投資枠に移管することができましたが、新NISAのスタートとともにその制度は廃止されてしまいました。 そのため、2019年以降に一般NISAで投資した資産は、ロールオーバーができないので、売却するか、非課税期間が終了した後、課税口座に移管するか、どちらかを選択する必要があります。 E男さんが一般NISAで投資していた銘柄はとても好調だったそうです。利益が出ているうちに売却しようと思っていたそうですが、仕事がとても忙しくなり、しばらく株価をチェックできなかったそうです。 そして、気がついた時には、2023年末に非課税期間を迎えており、課税口座に移管されていたそうです。 後から確認してみてびっくり! 課税口座に移管されていた時、好調だと思っていた銘柄は大幅に下落。120万円で投資した金額が約80万円程度に値下がりしていたそうです。 優良銘柄なので、しばらくすれば戻るだろうとそのまま課税口座での運用を続けていたところ、120万円近くまで値を戻したそう。そのままもっと株価が回復するまで待てればよかったのですが、多額の資金が必要なイベントが起こり、売却。約8万円の税金がかかってしまったそうです。 E男さんは、結局、当初の投資金額に戻っただけなのに、税金も取られてしまうなんて・・・と、かなり落ち込んだそうです。 E男さんのケースのように、旧NISAでは、非課税期間終了後に値下がりしていた場合は要注意と言えます。 一般NISAはつみたてNISAと違い、非課税期間は5年間なので、リターンの振れ幅が大きいです。ですから、E男さんのようなケースは避けたいなら、非課税期間内に利益が出ていたら売却してしまう方がベターと言えるでしょう。