率直に言う JR東日本・東京メトロは「混雑率100%」常態化を即刻解消し、ラッシュ時だけにしませんか?
ピーク時以外も混雑
新型コロナウイルスの感染実態はともかく、コロナ禍は収束し、多くの人が鉄道を利用するようになった。都心に出れば、いつでも多くの人が駅周辺を歩いているし、電車内はさらに混雑している。 【画像】「えっ…!」これがJR東日本の「年収」です(計9枚) もちろん、これは平日の朝のラッシュ時ではない。平日の昼間や休日など、普段は混雑しない時間帯に乗車する人が多いのだ。また、かつては盛んに呼びかけられていた窓の開放も、最近は行われなくなっている。 特に混雑がひどいのは、 ●JR東日本 ・山手線 ・中央線 ●東京メトロ ・銀座線 ・丸ノ内線 である。都心になればなるほど混雑する。これらのエリアでは、ほとんどのケースで 「混雑率100%」 を超えているのは間違いない。
乗客総重量に見る混雑実態
大都市圏の混雑率は着席者だけでなく、つり革につかまっている人も含めて計測される。「混雑率100%」とは、定員乗車を意味する。つまり、乗客が ・座席に座れるか ・つり革につかまれるか ・ドア付近の柱につかまれるか という状態である。だとすれば、立っている乗客も含めてそれなりの数の乗客がいれば、その列車は「混雑率100%」ということになる。 ちなみに、現在の鉄道車両の多くは、車内の乗客の総重量から乗客数を計測できるようになっている。日本人の平均体重は約55kgなので、ひとりあたり55kgとして計算する。したがって、体重の重い人が乗れば、その分、乗客数は多くなる。 この観点からすると、東京都心の電車や一部の郊外向け電車では、この程度の混雑はよくある。朝のラッシュ時なら仕方ないが、それ以外の時間帯でもこれほど混雑しているとは信じがたい。特にひどい事態をいくつか見てみよう。
一部路線で慢性的混雑
山手線と中央線は、よほど深夜や早朝でない限り、どの時間帯に乗っても空いていることがない。山手線が特に混雑するのは、特に池袋~新宿~渋谷間の間だ。 また、品川では多くの人が乗り降りし、ホームを行き交う人の流れも激しく、常態化している。品川駅のホームが改良される前は本当にひどかった。それでも山手線は平日の昼間は 「5分間隔」 で運行を続けている。週末は4分間隔になることが多い。 中央線は、都心の東京~新宿間だけでなく、新宿から立川方面へも多くの人でごった返すことが多い。このあたりの混雑率は常に100%を超えていると考えていいだろう。乗る電車によっては「混雑率150%」(肩が触れ合う程度で、新聞は楽に読める)になっていることもある。 大きな荷物などを持っている人が多いので、混雑しているという印象を持たれることが多い。他の路線でも、特に都心部ではよく見られる光景だろう。