【マリーゴールド旗揚げ記念対談vol6】ジュリアvs林下詩美~前編~あの日、詩美が涙した理由【週刊プロレス】
5月20日に旗揚げする話題の女子プロレス新団体「マリーゴールド」。その中心人物であり、世界最大のプロレス団体「WWE」移籍もウワサされるジュリアが旗揚げメンバーとトークバトルを展開する特別企画。トリを飾るのは、ジュリアとともにマリーゴールド2トップと言われる林下詩美! 2018年、“ビッグダディの三女”という触れ込みで大々的にデビューした詩美は早くから頭角を現し、スターダム最高峰王座ワールド・オブ・スターダム戴冠、シングルリーグ戦「5★STAR」優勝、女子プロレス大賞に女子プロレスグランプリ受賞等々さまざまな勲章を手にしてきた。だが、そんな栄光の裏側でジュリアが目の当たりにした詩美の涙とは…。 数々の重圧を乗り越え、あらゆる意味でトップレスラーとなった詩美が繰り広げる自由過ぎる言動にジュリアが翻弄されるという珍しい場面も見られたマリーゴールド2トップ対談、前編をお届けします! 【写真】女子プロレスラー12人のリング外でもカッコよくてカワイイ、美しい姿を堪能せよ!
――5・20後楽園の旗揚げ戦に向け、所属選手たちと対談してきたこの企画もついにラストです! ジュリア「対談シリーズ最後の相手は林下詩美って最初から決めてたから。今日はよろしく!」 詩美「バナナヨーグルトおいしい」 ジュリア「おい!ちゃんと挨拶!(苦笑)」 詩美「ふふ、よろしくお願いします」 ――週プロのWEBサイトでジュリアさんの対談企画をやってるのは…? 詩美「知ってました。いつ(オファーが)くるのかなと」 ジュリア「ウタとは(スターダム時代は)ユニットも別だったし、話すこともほとんどなかったからね」 ――対談のような形で話す機会も…? ジュリア「ないない」 詩美「ないですね」 ――そんな2人がマリーゴールドという団体の仲間になり、旗揚げ戦ではタッグを組むことになりました! ジュリア「前よりは一緒にいることも増えたけど、タッグを組むってなったら、それはまだちょっと違和感があるというか、話は変わってくる」 詩美「組むって感じがちょっと…グッとこないっす」 ジュリア「グッとこないってなんや、少しはこいや!(苦笑)」 詩美「グッときてない(笑)」 ジュリア「たぶん我々、性質の違いというか、成分が違うんだと思う」 ーー成分? 人間としての? ジュリア「そうそう」 詩美「流れてるものがたぶん違う」 ジュリア「その溝を埋めるために酒を酌み交わしたいって思ってたけど、カプチーノとバナナスムージーですよ」 ――合宿中の宴会を抜け出して収録しています。ちょっとアルコールを抜いてもらうためにもノンアルコールで。 ジュリア「まあおいしいからいいんですけど(と言ってカプチーノを飲むと、鼻に白い泡がついてしまう)」 詩美「どうなんですか、こういうの」 ――あざとかわいいですね! ジュリア「狙ってないからな(苦笑)。(鼻が高い)イタリア人あるあるだよ。海でも鼻に砂がメチャクチャ入ったよ…」 ――(無視して)対談が開始して数分程度たちましたが、ちょっとはグっときました? 詩美「きてないっすね、まだ」 ジュリア「(苦笑)。マリーゴールドが動き出して1カ月以上経つし、ここまできてグっとこなかったら、もうこないだろうね」 詩美「そうだと思う。無理にグッとこさせてもね」 ジュリア「それでいいよ、私が勝手にグッときてるから。ウタはそれでいい」 ――マリーゴールド2トップと言われるジュリアさん、詩美さんですが、この温度差がおもしろいですね。 詩美「試合になったらその時はその時でちゃんと。負けたくはないですから」 ジュリア「私も絶対負けるつもりはないよ。だから今回は誤爆とか無しで!」 詩美「(バナナヨーグルトを飲みながら)あ、バナナの塊入ってる(ニッコリ)」 ジュリア「なんなの(苦笑)」 ――詩美さんって、もともとこういう自由な感じの人なんですか? ジュリア「スターダム時代もほとんど接点がなかったから。どんな人かよく知らなかったけど…今、猿といる気分だよ(苦笑)」 詩美「あはは!」 ジュリア「さっきから自由すぎて、人間じゃないみたい。おかしいな、グッときてた気持ちがドンドン薄れていくような(笑)」 詩美「難しいな、これは、ウン」 ――濃くしていってください…! 2人が旗揚げメインを張るわけですし、会場のファンはジュリア&詩美の勝ち名乗りで大会が締めくくられるのを期待していると思いますよ! ジュリア「その期待には応えますよ。別に仲良しこよしをするつもりはないけど、勝つためには手を組む必要はあると思う。相手は強敵だし」 詩美「それはそうだね」 ――歩み寄る必要はないと。 ジュリア「私は歩み寄ってきたつもりなんですけどね…」 ――詩美さんは自然体ですよね? 詩美「ふふふ」 ――詩美さんはクイーンズ・クエスト(以下QQ)もリーダーとしてメンバーをまとめてきたわけじゃないですか。当時も必要以上に歩み寄ったりはせずに、自然な距離感でやってきたんですか? 詩美「QQの時は後輩や年下が多かったので、お姉ちゃんみたいな感じでやってきましたけど、いまはキャリアも年も(ジュリアが)上だし、こっちが好きにさせてもらった方が。だって私、三女だし」 ジュリア「いままではリーダーとして引っ張んなきゃ!っていうのがあったけど、マリーゴールドでは自由に羽根を広げると?」 詩美「私、上から七番目の三女なので。甘やかされたい」
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