原告「一票の格差は2倍を越えて違憲状態」選挙無効求めた裁判の初弁論 道選管は「区割りは合憲」札幌高裁
HTB北海道ニュース
ことし10月に行われた衆議院選挙の「一票の格差」をめぐり選挙の無効を求めた裁判の初弁論が札幌高裁で開かれ、被告側は訴えを退けるよう求めました。 原告・佐藤正人さん) 「選挙のたびにこのような訴訟を起こさないといけない事態を残念に思います。裁判所がちゃんとした判決を出して、きちんと是正される事態を望みます」 原告の弁護士グループは10月に行われた衆議院選挙は有権者数がもっとも少ない鳥取1区と比べて北海道2区と3区は0.49票分しかなく、2倍以上の「一票の格差」があるとして選挙の無効を訴えています。 25日に札幌高裁で開かれた初弁論で、原告側は「一票の格差は2倍を越えていて違憲状態」と主張、一方、被告の道選挙管理委員会は「今回の選挙の区割りは合憲であり、選挙は有効」と訴えを退けるよう求めました。 判決は来年2月12日の予定です。
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