コンパクトなのに360mmサイズが入る! NZXTケース「H5 Flow(2024)」が店頭に並ぶ
先週(9月8日週)、複数のショップのPCケース売り場にNZXTのミドルタワーモデル「H5 Flow(2024)」が並んだ。ホワイトとブラックがあり、フロントに360mmのARGBファンを搭載した「H5 Flow RGB(2024)」も各色そろえている。価格はH5 Flow(2024)が1万6000円弱で、H5 Flow RGB(2024)が2万1000円強となる。 【写真】取っ手付きのMini-ITX対応ケース「CH160」も店頭に
「できるだけ小さく、という需要はやっぱり根強くありますから」
2022年11月に登場した「H5 Flow」の後継モデルで、フロントに360mmラジエーターを組み込めるようになっている。ボディーサイズは約225(幅)×430(奥行き)×465(高さ)mmと旧モデルとほぼ変わらないが、E-ATXマザーボードまで対応できるようになるなど、構成の自由度が上がっている。 入荷したTSUKUMO eX.は「(2024年7月に登場した)『H7 Flow』が好調に売れているので、こちらもその流れに乗るんじゃないかと思います。RGBモデルは、先日登場した連結ファン『F360 RGB CORE』を搭載していますし、ハイエンド構成もいけますからね」とプッシュしていた。 最近は、PCパーツの発熱処理の関係もあってケースの大型化が進んでいるが、「それでも机回りのスペースには限界がありますし、ある程度コンパクトなケースを求める人は多くいらっしゃいます。大型パーツも組み込めてトータルの容量を抑えられるというのは強力な特徴だと思います」(ドスパラ秋葉原本店)という。
ランボルギーニコラボのハイエンドケースが限定デビュー
Lian Li Industrialからは、2024年1月に登場したハイエンドケース「O11D EVO RGB」の限定バリエーションモデルが売り出されている。ランボルギーニとコラボした「O11D EVO RGB Automobili Lamborghini Edition」で、価格は6万円弱だ。世界で6498台限定生産のモデルとなり、オリオスペックでは入荷分が既に売り切れとなっていた。 ベースは通常の「O11D EVO RGB」と同じく、フロントの支柱を取り外してピラーレス構造にできるデザインとなっており、フロントと左側面に走るRGBスプリットを上下に走らせている。E-ATXサイズのマザーボードや、420mmサイズのラジエーターの組み込みも可能だ。 限定モデルは強化ガラスをクロムミラー仕上げにし、外装の各所にカーボンファイバーを採用した他、フロントに「Autimobili Lamborghini」のロゴをあしらっている。また、ケース後部には、GPUやCPUの状態をリアルタイムで表示する5型ディスプレイも組み込んでいる。 入荷したオリオスペックは「人気シリーズの限定モデル、それも世界的な自動車メーカーとのコラボということで、即完売となりました」と話していた。 自動車メーカーとコラボしたPCケースとしては、2009年にThermaltakeとBMWがコラボした「Level 10」や、その後継で2014年に登場した「Level 10 Titanium Limited Edition」が思い出されるが、いずれも初回入荷がアッという間に売り切れている。