明豊が2年ぶり4強入り 智弁学園との接戦制す 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第9日の29日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準々決勝が行われ、第91回大会(2019年)4強の明豊(大分)が昨秋の近畿大会優勝の智弁学園(奈良)を6―4で破り、準決勝進出を決めた。 【写真】ポーズを取るイメージキャラクター・小泉のんさん 智弁学園は優勝した第88回大会(16年)以来、5年ぶりの準決勝進出はならなかった。 明豊が逃げ切った。一回、幸の先頭打者本塁打で先制。三回には阿南、黒木の適時打で2点を加え、五回は黒木の2点適時打で突き放した。智弁学園は六回、押し出し四球などで2点差に迫り、なお2死一、三塁としたが、左翼手・阿南の好守に阻まれた。八回も3安打に2四球を絡めて攻めたが、1点を返すにとどまった。 ◇明豊・川崎絢平監督 幸の先頭打者本塁打が大きかった。チームに勇気を与え、その後の攻撃につながったと思う。相手打線は1打席ごとに(狙い球など)変化をつけてくるので(継投で)目先を変えたかった。 ◇明豊・幸修也遊撃手 先頭打者本塁打は高校では初めて。フルカウントだったのでバットを少し短く持って、コンパクトなスイングを心がけた。(相手投手の西村は)内角直球が多いというデータがあったので、そこを狙っていた。 ◇智弁学園・小坂将商監督 一回に本塁打を打たれる前にファウルフライを落としたのが痛かった。(無安打の3番)前川は決めてやるという気持ちが強すぎた。秋は天理高校に負けたので、夏に勝ってもう一度戻ってきたい。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。