【ジャパンC近10年の傾向】好走には“ひと叩き”がポイント? 秋華賞組は三冠牝馬級の実力必須
ドウデュースやオーギュストロダンをはじめ、国内外から強豪が集った今年のジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)。過去10年の傾向から、的中へのヒントを探っていく。今回は「ローテ」にスポットをあてる。 【写真】天皇賞(秋)1着から挑むドウデュース さっそくだが、前走レース別の着度数は以下の通り。 【6-3-5-34】天皇賞(秋) 【3-1-0-19】京都大賞典 【1-2-1- 3】秋華賞 【0-1-1-13】アルゼンチン共和国杯 【0-1-1- 0】神戸新聞杯 【0-1-0- 5】凱旋門賞 【0-1-0- 4】菊花賞 【0-0-1- 7】オールカマー 【0-0-1- 0】ヴィクトリアM 好走馬が出ているのは以上の9競走。そのほかは【0-0-0-51】だった。また、3着以内馬がいたレースのうち、ヴィクトリアMを除いて、すべて秋競馬の重賞という点に注目。ジャパンC前にひと叩きして挑むのがセオリーといえそう。 一見すると秋華賞の相性が良さそうに見えるが、馬券に絡んだ4頭のラインナップを見ると、アーモンドアイ、カレンブーケドール、デアリングタクト、リバティアイランド。すなわち、内3頭が三冠牝馬だった。3歳牝馬は斤量の恩恵が大きいにせよ、かなりの実力を持っていないと好走は難しい。 今年の出走馬に照らし合わせると、春からの直行となるシュトルーヴェ、スターズオンアースにはやや逆風といえるデータ。天皇賞(秋)を勝ったドウデュースはもちろんのこと、これまでのGI実績を踏まえてジャスティンパレス、ソールオリエンスらは外せない。京都大賞典組では、前走がよもやの大敗だったブローザホーン。秋華賞から向かうチェルヴィニアは、世代レベルをよく精査したい。