後輩の不祥事で絶たれた甲子園出場の夢 父から「奇跡信じて練習やっておけ」 元プロ野球投手・岩本勉さんが警察官に語った困難を乗り越える秘訣
プロ野球日本ハム元投手で野球解説者の岩本勉さんが2月21日、名護署(沖縄県名護市)を訪れ、警察官らに人生の困難を乗り越える秘訣(ひけつ)について講演した。 【写真】新庄監督が振る舞ったスパイシーカレー 岩本さんは阪南大学高校時代にプロ注目選手だったものの、後輩の不祥事で甲子園出場の夢が途絶え、落ち込んだ。ただ父から「奇跡を信じて1人でもできる練習をやっておけ」と言われ、腐らずにトレーニングを続けた結果、プロになれたと振り返った。 制球難が原因で陥ったイップスから立ち直ったことや、先輩後輩の関係から学んだことなどの話を披露。警察官にアドバイスを送った。 交通課の池原健登さん(25)は「岩本さんの『人に求められることが人の幸せ』という言葉を聞き、市民から求められる警察官を目指したいと思った」と話した。