練習を見守る井上２軍監督

　中日の2軍は22日、ウエスタン・リーグのオリックス戦（大阪シティ信金）が雨天中止となった。リーグ1位のソフトバンクがこの日勝ったことで優勝マジックナンバーを「5」とし、残り6試合を迎える。逆転Vへ望みをつなぐため、井上一樹2軍監督（53）は「恥ずかしくない試合を心がけていきます」と意気込んだ。 　この日、チームは杉本商事BS舞洲の室内練習場で練習し、23日からの広島戦（ナゴヤ）に向けて帰名した。井上監督は「最終戦まできっちり戦えるというのは願ったりかなったり。できれば若手中心でいきたいけど、うまいさじ加減でやりたいです」と見据えた。

練習中に中田（左）と話す井上２軍監督

　中日は13日に優勝マジック「12」が点灯も、15日の試合から5連敗を喫して、20日に首位陥落。22日現在で中日は68勝43敗7分けで勝率6割1分3厘、ソフトバンクは66勝40敗7分けで勝率6割2分3厘と上回っている。ウエスタン・リーグは雨天中止による再試合は行わず、両チームとも残り6試合。ソフトバンクが「5勝1敗」なら中日が全勝しても上回れないが、「4勝2敗」なら全勝で上回れる。いずれにしても一戦も落とせない状況が続く。 　13年ぶりとなるリーグ優勝へ、残り試合は全てナゴヤ球場での開催（23日からは広島3連戦、27日からはオリックス3連戦）。「名古屋の方がやりやすいですし、いい形で締められたら」と井上監督。最後まで全員で勝ちにいく姿勢を見せる。